金融法務事情

2013年10月号 (1979号)

金融法務事情

目次

【判例評釈】
信用保証協会が締結した保証契約の主たる債務者が反社会的勢力であった場合と当該保証契約の錯誤無効の成否
―大阪高判平25.3.22―
大阪地方裁判所 中村也寸志
【担当者解説】
中小企業再生支援協議会版「資本的借入金」契約書(ひな型)の逐条解説(上)
中小企業再生支援全国本部・弁護士 加藤寛史/三澤 智
銀行等による議決権保有規制、大口信用供与等規制、外国銀行支店に対する規制等の見直し
―銀行法等の一部改正―
金融庁 家根田正美
財務省(前金融庁) 横山 玄
金融庁 梅村元史/赤井啓人
金融機関に期待される法令等遵守態勢・顧客保護等管理態勢および金融円滑化における役割
―金融検査結果事例集(平成24検査事務年度後期版)・金融円滑化に係る評価事例集および平成25事務年度金融モニタリング基本方針の公表を受けて―
金融庁 中野浩一
【論説・解説】
損害保険約款における暴力団排除条項の導入
弁護士 鈴木仁史/渡邉雅之
■金法判例Digest
(1)東京地判平24.6.5(2)東京地判平24.7.18
■金法判例セレクト
銀行の決算処理(同行の関連ノンバンク等に対する貸出金の資産査定)が「公正ナル会計慣行」に違反するなどとして証券取引法違反の罪で起訴された元代表取締役らについて無罪が言い渡された事例
(東京高判平23.8.30〔日債銀粉飾決算事件差戻し後控訴審判決〕)
■ 時 論
みずほ vs 東証の東京高裁判決
一橋大学 小林秀之
■ 金融法務最前線
会社更生と規約型企業年金制度
弁護士 井上 聡
■ 連載
新大阪民事執行研究
〈第5回〉 大阪地方裁判所(本庁)における担保不動産収益執行事件の概況および若干の考察(上)
大阪地方裁判所 熊谷聡
銀行取引約定書からみる債権法改正
〈第4回〉 第5条
弁護士 辻岡将基/石川晃啓
実務相談 銀行法
〈第24回〉 銀行の業務範囲(10)
法定他業(1)(総論、信託業務)
家根田正美/小田大輔
■法制審ニュース
債権法改正の最新動向
〈第25回〉 民法(債権関係)部会、「要綱案のたたき台」の審議に着手
■法務夜(余)話
デリバティブ、仕組債と「手数料」
営業店コーナー
■金融判例に学ぶ 営業店OJT<信託業務編>
消費者ローン債権の信託譲渡と過払金債務の帰趨
三菱UFJ信託銀行 鈴木健之
■実務相談室
相続人中に非摘出子がいる場合の対応
みずほ銀行・弁護士 青山正博
■支店長のための労務管理講座
〈第12回〉 パソコンの私的利用
弁護士 有賀隆之
■判決速報
● 債権差押命令が発令された後、差押命令正本を第三債務者に発送する前に執行停止文書が提出された場合において、差押命令正本を第三債務者に発送して送達した手続に違法はないとされた事例
(東京高決平25.3.27)
● 1 銀行から借入れをし、その借入金を原資として仕組預金契約を締結した場合における消費者契約法上の取消事由の存否および金融商品販売法上の説明義務違反の有無 2 銀行が貸付の担保として差し入れられていた株式を売却処分して弁済に充当したことについての債務不履行責任の成否
(東京地判平23.9.14)

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