週刊 金融財政事情

2024年1月23日号(3526号)

週刊 金融財政事情

 

                           特 集       
        混迷する
                  日本の財政

                     

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目次

特集

混迷する日本の財政

岸田政権の不透明な歳出拡大でともる債務持続性の黄信号
BNPパリバ証券 チーフエコノミスト 河野 龍太郎
日本経済復活に欠かせない「積極財政」と「金融緩和」の両輪
明治大学 政治経済学部 教授 飯田 泰之
基金の積み増し問題を契機に、求められる財政効果の検証
日本総合研究所 調査部長 チーフエコノミスト 石川 智久
財政の危機的状況のなか、経済安全保障と経済成長を両立させよ
東京財団政策研究所 研究主幹 佐藤 主光

論考・解説

金融庁「プログレスレポート」が促すさらなる内部監査の高度化
PwC JAPAN監査法人 エグゼクティブアドバイザー 弁護士 杉山 典彦
ウェブ3で重要な資金調達手法「IEO」の発展に向けた課題
日本暗号資産ビジネス協会 理事 吉田 世博
重要性を増すファイナンスド・エミッション算定と開示の工夫
経済産業省 産業技術環境局 環境政策課 小林 健太郎

時論

信託の真価を発揮して、民間公益活動活性化の呼び水に
信託協会 会長 梅田 圭

新聞の盲点

事業再生を促す監督指針改正、課題に浮上する地方の専門家不在

NewsSquare

IPO初値の不当な引き上げでSBI証券に業務停止命令
MUFGが資産運用ビジネス戦略策定、運用残高を倍増へ
プライム上場企業の4割が資本効率改善策を開示、東証が公表
九州・沖縄地銀11行が半導体産業の支援で連携協定

トレンド

〈債券市場〉
楽観的市場予想に疑問、インフレ再燃で金利上昇の可能性も
オールニッポン・アセットマネジメント 森田 長太郎
〈商品市場〉
中東の混乱が激化する中でも静寂を保つ原油市場
住友商事グローバルリサーチ 本間 隆行
〈ズームアップ経済統計〉
打撃指標「wRAA」に見るMLB日本人野手のチーム貢献度
江戸川大学 鳥越 規央

連載

金融と経済と人間と(365)
金融・経済・人間研究者 大森 泰人
顧客本位の実践へ、取組方針に見る創意工夫(8)・完
アクセンチュア ビジネスコンサルティング本部 信森 毅博
FinTech+(85)
健全な貯蓄と消費への回帰、「Save Now Pay Later」
グロービス・キャピタル・パートナーズ プリンシパル 深川 康介
成果を生むチーム創出(4)
DEI推進のカギは「相手を決めつけない」こと
日本総合研究所 石山 大志/廖 苗蕾
私の支店経営
佐賀共栄銀行 伊万里・有田支店 梅田 裕介
隣の金融機関
宮崎県南部信用組合
農林中金総合研究所 主任研究員 古江 晋也
保険の目のつけどころ(91)
保険金額1億円の自由診療保障
ファイナンシャル・プランナー 竹下 さくら
一人一冊
『ドキュメント 異次元緩和──10年間の全記録』
西野 智彦 著/岩波書店
〈評者〉東京財団政策研究所 主席研究員 早川 英男

書架

『地域金融機関による企業支援の新しい展開』

場外乱闘

資産運用立国を掲げる官邸の失敗

豆電球

再エネ問題への向き合い方

次回号(1月30日号)のお知らせ

特集

2024年版 金融を読むキーワード
足元では、米国を筆頭に世界経済における大幅な景気後退は避けられるとする「ソフトランディング」(軟着陸)の可否が注目されている。そうした中で、値上げや賃上げが進む日本も、いよいよ金融政策の正常化が目前に迫り「金利のある世界」への回帰が期待される。2024年の金融分野は、資産運用やM&Aなど、経済成長のカギを握るキーワードが盛りだくさんだ。
曲がり角に差しかかる日米欧の金融政策/「金利のある日本」の銀行ビジネス/始動する資産運用立国実現プラン/隆盛の企業買収とM&Aファイナンス/迫られる中小企業の事業再生支援/動き出すステーブルコイン・CBDC/生み出せ!日本のスタートアップ/多様化する銀行子会社の新規ビジネス/再出発が求められる損保業界

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