金融法務事情

2022年2月25日号(2180号)

金融法務事情

CONTENTS

論 説

 金融取引とデジタル金融資産の取扱いに関する一考察
 ―金融DXの潮流を踏まえて―

 弁護士 高松志直

連 載

 事例解説 信託口口座ガイドラインと実務対応
 〈第2回〉受託者に関する規制・権限の制限
 日弁連信託センター・弁護士 堀野桂子
 論点解説 金融商品取引法における業規制
 〈第7回〉「媒介」の範囲(下)
 弁護士 大越有人/岩井宏樹
 担保法制への提言―実務家の視点から―
 〈第10回〉 倒産手続における流動型担保の取扱い
 ―岐路に立つ事業再生―
 大阪担保法制研究会・大阪大学 藤本利一
 法令執務雑記帳
 〈第18回〉政令(3)
 証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC) 高橋康文
 事例で学ぶ金融判例 [融資業務編]
 所有権留保特約と集合動産譲渡担保権の優劣
 弁護士 横瀬大輝
 実務からの羅針盤
 〈第9回〉 金融機関グループによるデジタルビジネスと通信サービス規制
 ―電気通信事業法を中心に―
 三井住友銀行 鹿浦大観

風をよむ

 アフターコロナの企業支援に格闘する地域金融機関への応援歌
 京都大学 石賀和義

リーディング金融法務

 生命保険におけるデジタル払い
 ―電子マネーを中心に―

 明治安田生命保険・弁護士 吉田哲郎

Topics

 関西スーパー株式交換差止等仮処分命令申立事件に係る決定の概要

金融行政インプレッション

 課徴金事例からみる、今求められるコンプライアンス
 ―「「金融商品取引法における課徴金事例集~不公正取引編~」の公表について」(令3.6.24)―

弁護士 味香直希

ベーシックNAVI

● アスカとヒカルのやさしい法務教室
 〈第23回〉公益通報者保護法
 群馬銀行 飯塚直輝

ゴールデン・ドロップ

 インプットとアウトプットの循環

判決速報

  • 会社法182条の4第1項に基づき株式の買取請求をした者が同法182条の5第5項に基づく支払を受けた場合における上記の者の同法318条4項にいう「債権者」該当性
    (最二小判令3.7.5)
  • 単純執行文の付与された離婚等公正証書に基づく子の養育費の支払請求権を請求債権とする情報取得手続の申立てについて、事実到来執行文の謄本等の送達がないため、強制執行開始の要件を欠くとされた事例
    (東京高決令3.4.27 原審=東京地決令3.3.12)
  • 預託金会員制ゴルフクラブの退会に伴い、運営法人に会員権を売却した元会員が、当該売買契約の錯誤無効を主張して預託金の返還を求めた事案につき、元会員の錯誤無効の主張を認め、預託金返還請求を認容した差戻前控訴審には釈明権不行使ひいては審理不尽の違法があるとして破棄差戻しされた後の控訴審において、差戻前控訴審と同様に元会員の錯誤を認める一方、当該錯誤は重過失によるものと認め、元会員の預託金返還請求を棄却した第1審の結論を支持し、差戻前控訴審の仮執行宣言付判決に基づく債権差押命令によって取り立てられた金員の民事訴訟法260条2項に基づく原状回復の申立てを一部認容した事例
    (京都地判令3.9.16)
▶ お詫びと訂正

金融法務事情の価格改定について

2022年4月のお申込み(または4月号の購読起算月)から年間購読料を26,400円(税込)に改定させていただきました。

バックナンバーについて

KINZAIストアからバックナンバーの単品購入はできません。

在庫状況によりご購入いただける場合がありますので、一般社団法人金融財政事情研究会にお問い合わせください。

また、電子書籍でのバックナンバー販売をしている場合がありますので、ご利用ください。