金融法務事情

2021年7月25日号(2166号)

金融法務事情

CONTENTS

論 説

 会社の廃業における実務上の問題点
 ―資産超過会社の廃業、通常清算案件を中心に―
 弁護士 小林俊介
 Sell-Buy Flipによる表明保証保険(W&I保険)を利用したM&Aにおける基本問題
 弁護士・ニューヨーク州弁護士 尾藤正憲
 譲渡に証券の交付を要する権利のトークン化の方法等に関する考察(下)
 弁護士 関川直輝

担当者解説

 デジタル改革関連法に関する解説⑴
 ―デジタル改革関連法の全体概要―
 内閣官房・弁護士 長島寛人/内閣官房 松井 章

OPINI論

 新法による産業アーキテクチャの転換に着目を
 弁護士 増島雅和

リーディング金融法務

 第一種資金移動業および第三種資金移動業に関する実務対応の着眼点
 弁護士 高松志直

Topics

 債権・債務の牽連性と相殺期待の合理性
 弁護士 吉澤敏行

法制審ニュース

 第11回 民事訴訟法改正の最新動向
 民事訴訟法(IT化関係)部会第13回会議を開催
 ―民事訴訟法(IT化関係)の調査審議においてパブリック・コメントの結果を踏まえた本格的議論が再開される―

連 載

 実務からの羅針盤
 〈第2回〉 相続人から相続預金の取引履歴開示請求等を受けた場合の対応
 三井住友銀行 宇多川真帆
 法令執務雑記帳
 〈第11回〉施行期日
 証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC) 高橋康文

金融行政インプレッション

 銀証ファイアーウォール規制の見直し
 ―金融審議会「市場制度ワーキング・グループ」第二次報告(令3.6.18)―
 弁護士 山嵜 亘

スピンオフ

 特別清算トホホ日記

ベーシックNAVI

● アスカとヒカルのやさしい法務教室
 〈第17回〉倒産処理②
 群馬銀行 飯塚直輝
●金融判例に学ぶ営業店OJT〈預金業務編〉
 Covid-19関連の支援金を原資とする預金口座への差押え
 弁護士 横瀬大輝

判決速報

  • 債権の仮差押えを受けた仮差押債務者がその後に第三債務者との間で当該債権の金額を確認する旨の示談をした場合において、当該債権に対する差押命令および転付命令を得た仮差押債権者が第三債務者に対して当該示談で確認された金額を超える額の請求をすることができないとした原審の判断に違法があるとされた事例
    (最三小判令3.1.12)
  • 主債務者から委託を受けた保証人である債権者が、代位弁済したことによって取得した主債務者に対する事後求償権に係る債務の連帯保証人の破産手続において、その破産手続開始後に、主債務者の破産手続における配当により、連帯保証債務履行請求権の一般破産債権部分のうち、保証人である債権者が代位弁済した債権の元金および利息の全額ならびに遅延損害金の一部に相当 する部分が消滅したとしても、「その債権の全額が消滅した場合」(破産法104条2項)には当たらず、破産手続開始時の一般破産債権の全額をもって権利行使することができるとされた事例
    (大阪高判令2.12.24 原審=大阪地判令2.6.26)

金融法務事情の価格改定について

2022年4月のお申込み(または4月号の購読起算月)から年間購読料を26,400円(税込)に改定させていただきました。

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