金融法務事情

2020年10月25日号(2148号)

金融法務事情

CONTENTS

論 説

 オープン・バンキングをめぐる取組みと今後の課題(上)
   ―オープンAPI、業務範囲、情報利活用を中心に―

 上智大学 森下哲朗
日本総合研究所 翁 百合
明治大学 小早川周司
 シンガポールを中心とする東南アジアにおける
 金融のデジタル化推進と関連法規制の最新状況

 弁護士 森 和孝

担当者解説

 公認会計士・監査審査会の最近の モニタリング活動
 ―「 監査事務所検査結果事例集」および
 「モニタリングレポート」のポイント―
 公認会計士・監査審査会事務局 審査検査室長 野村昭文

ベーシックNAVI

● アスカとヒカルのやさしい法務教室
 〈第8 回〉担保①
 群馬銀行 飯塚直輝
●金融判例に学ぶ 営業店OJT〈融資業務編〉
 譲渡禁止特約付債権の二重譲渡と劣後譲受人による特約の主張
 弁護士 高松志直

OPINI論

 令和元年改正民事執行法施行から半年
 弁護士 阿多博文

リーディング金融法務

 親族後見人か専門職後見人か
 静岡中央銀行 内海順太

金融行政インプレッション

 コンダクト・リスクを踏まえた電子決済サービスにおける本人確認の留意点
 ―「 資金移動業者の決済サービスを通じた銀行口座からの不正出金に
 関する対応について」(令2 . 9 .15)―

 弁護士 高橋良輔

法制審ニュース

 第15回 民法および不動産登記法改正の最新動向
 民法・不動産登記法部会、第18回会議を開催

連 載

 さんまエクスプレス
 〈第104回〉不動産競売手続における配偶者居住権・配偶者短期居住権の扱い
 東京地方裁判所民事執行センター
 企業不祥事・企業犯罪をめぐる諸問題
 〈第9回〉 リスクマネージメントの手法
 弁護士 深水大輔
 リーガル・チェックの現場から
 〈第8回〉 書式・念書とアレンジメント(契約3 )
 城北信用金庫・弁護士 青木良介

スピンオフ

 金融とプライバシー

判決速報

  • 中間省略登記の方法による不動産の所有権移転登記の申請の委任を受けた司法書士に、当該登記の中間者との関係において、当該司法書士に正当に期待されていた役割の内容等について十分に審理することなく、直ちに注意義務違反があるとした原審の判断に違法があるとされた事例
    (最二小判令2 . 3 . 6)
  • 1  破産会社が債権者に対して行った在庫商品の売却および当該債権者の破産会社に対する貸金債権と売却代金債権との相殺が実質的に代物弁済行為に当たり、破産法162条1項柱書の「債務の消滅」に該当する行為があったことを理由とする破産管財人の否認請求認容決定を取り消して同請求を棄却した原判決が控訴審で維持された事例
    2   破産会社の従業員の債権者への移籍、破産会社がした在庫商品の当該債権者への売却および破産会社と当該債権者との間の営業権譲渡契約書の作成が営業譲渡に当たり、破産法160条1項1号の「破産債権者を害する行為」があったことを理由とする破産管財人の否認請求認容決定を取り消して同請求を棄却した原判決が控訴審で維持された事例
    (東京高判令元. 9 .19 原審=東京地判平31. 3 .12)

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