金融法務事情

2019年7月10日号(2117号)

金融法務事情

CONTENTS

論 説

 マネロン預金規定に基づくリスク遮断の理論と実務
  ――金融犯罪対策の比較考察を踏まえて――

 弁護士 鈴木仁史
 
 決済法制と金融サービス仲介法制の整備についての
 基本的な考え方と実務への影響

 弁護士・ニューヨーク州弁護士 今野雅司
 
 新たな金融行政と金融仲介機能の発揮
 弁護士・元金融証券検査官 山田真吾
 
 スウェーデンのフィンテック事情
 上智大学 森下哲朗
 

法務エッセイON & OFF

  私の「法廷映画」放浪記
 弁護士 今村峰夫
 

OPINI論

  スマホ決済サービス「Bank Pay」のサービス開始
 日本電子決済推進機構・弁護士 藤池智則
 

リーディング金融法務

 金融制度SGにおいて示された「決済」法制に関する論点と実務への影響
 弁護士 高松志直
 

法制審ニュース

 <第4回> 民法および不動産登記法改正の最新動向
   民法・不動産登記法部会、第4回会議を開催

連 載

 大垣教授の金融法務パーソンのための英語
  <第10回> 契約法の原則(2)――意思表示の瑕疵とFiduciary――
 青山学院大学・金融技術研究所 大垣尚司
 
 判例・実務から考える民事執行
 <第10回> 配偶者短期居住権と不動産競売
 早稲田大学 内田義厚
 
 金融機関のための民事信託の実務と法務
 第18回 民事信託のコンサルティング(6)
 渋谷陽一郎
 

スピンオフ

 非接触キャッシュレス取引と独禁法調査

ベーシックNAVI

■金融判例に学ぶ 営業店OJT〈相続業務編〉
 遺留分潜脱意図の信託契約が公序良俗に反して無効とされた事例
 弁護士 入江政幸
 
●支店長のための労務管理講座
 〈第72回〉女性従業員の妊娠を理由とする不利益取扱い
 弁護士 湯川信吾
 

判決速報

  • 倒産状態に陥って請負工事を完成させることができなくなった場合に約定により発生する違約金債権を自働債権とする相殺は、当該請負契約に係る未払請負報酬債権との関係でのみ相殺権を行使することができるとされた事例

(福岡高判平30. 9 .21 原審=福岡地判平30. 1 . 9 )

  • 株式譲渡契約における表明保証違反による損害として、譲渡の対象会社の財産減少分などの損害賠償請求が認められた事例

(東京地判平30. 7 .20 <参考>控訴審=東京高判平30.12.26)

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