金融法務事情

2018年4月25日号(2088号)

金融法務事情

CONTENTS

特集

 業態別改正債権法への対応
 1  生命保険会社における改正債権法への実務対応
 明治安田生命保険・弁護士 吉田哲郎
 
 2  損害保険業務および損害賠償実務に対して中間利息控除の新規律が及ぼす影響と対策
 損害保険ジャパン日本興亜 西羽 真
 
 3  証券取引約款および信用取引約諾書の変更
 野村證券・弁護士 正田登司
 
 4  債権法改正が信託業務に与える影響
 みずほ信託銀行 竺原摩紀
 

論 説

 改正民法下における債権者代位訴訟と詐害行為取消訴訟の手続法的考察
 日本大学・創価大学 伊藤 眞
 
 改正不動産特定共同事業法における新しい不動産証券化スキームの実務
 ――適格特例投資家限定事業スキームの活用可能性――
 弁護士 本村 彩
 
 東京地裁における個人再生事件の概況
 東京地方裁判所 池田弥生
 

OPINI論

 新しい金融検査・監督にどう向き合うか
 弁護士 井上 聡
 

リーディング金融法務

 近時のサービサーをめぐる状況について
 ――制度導入20周年を迎えて――
 帝京大学 北見良嗣
 

法制審ニュース

 〈第17回〉民事執行法改正の最新動向
 債務者財産の開示制度の実効性の向上に関する要綱案の取りまとめに向けた検討等

新連載

 木村がホンネで語る最新回収実務の肝
 第1回 平素心掛けたい対応
 弁護士 木村真也
 

連 載

 判例慢歩――実践的判例研究――
 第7回 内部統制システム
 弁護士 門口正人
 

スピンオフ

 デジタル・エコノミー時代の金融ビジネス

ベーシックNAVI

●金融判例に学ぶ 営業店OJT〈預金業務編〉
 仮差押えを受けた預金の払戻拒絶
 三菱UFJ信託銀行・弁護士 赤尾進一郎
 
●実務相談室
 転リースについて
 リース会社・弁護士 佐々木哲朗
 

判決速報

  • X(銀行)が主債務者甲の連帯保証人AおよびBとの間で根保証契約を締結 した際にAらとの間でした差引計算合意(甲につき破産手続開始の申立てが あった場合にはAらは当然に期限の利益を失い、Xが約定相殺により差引計 算する場合には、利息、割引料、保証料、清算金、損害金、違約金等の計算 については、その期間を計算実行の日までとすることの合意)は、相殺の遡 及効を制限する合意を含まないとされた事例

(岡山地判平30. 1 .18)

  • 被相続人が「すべてをまかせる」と記載した対象者の名に訂正があるが民法 968条2 項所定の方式が履践されていない自筆証書遺言が、被相続人の姪を対 象者として記載したもので、被相続人の遺産の全部を姪に遺贈する趣旨の遺 言として有効とされた事例

(東京地判平29. 9 .13)

 

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