金融法務事情

2018年1月10日号(2081号)

金融法務事情

CONTENTS

新春特集12のテーマでリードする2018年の金融法務

 攻めの法務のために、今何をすべきか
 ――法改正対応と、思考の蓄積による思考耐久力の醸成――
 弁護士 笹川豪介
 
 金融機関における戦略法務の在り方
 みずほ銀行・弁護士 豊田崇久
 
 2018年の金融法務とFinTech
 ――情報・通貨・法体系をめぐる各種トピック――
 弁護士 高松志直
 
 債権譲渡を活用した資金調達
 ――債権法改正を踏まえて――
 古谷政晃
 
 休眠預金活用法の施行と実務対応
 三菱東京UFJ銀行 加藤保大
 
 民事執行法に基づく新たな照会制度と弁護士会照会の比較
 りそな銀行 須田隆文
 
 公益信託法の見直し
 みずほ信託銀行 竺原摩紀
 
 EU一般データ保護規則(GDPR)の適用開始を前に
 三井住友銀行 安達祐介
 
 コーポレートガバナンスとは
 弁護士 田中克洋
 
 金融機関における企業内弁護士の役割
 ――ビジネスと法律の架け橋として――
 三菱UFJ信託銀行・弁護士 赤尾進一郎
 
 法務部員からみた法務担当者の配属と育成
 日本政策投資銀行 福盛田真義
 
 新時代の金融法務教育
 ――債権法改正を受けて――
 早稲田大学 白石 大
 

論 説

 相続預金の最高裁大法廷決定とその後の問題点
 ――相続法改正の議論状況を踏まえて――
 弁護士 松田 竜
 

担当者解説

 公益信託法の見直しに関する中間試案の概要
 法務省 中辻雄一朗
 

関西金融法務懇談会報告

 反社事例との対比からみた中小企業者性喪失事例における錯誤の判断枠組み
 ――最一小判平28.12.19の検討――
 京都大学 西内康人
 

新年随想

 新年を迎えて
 法務省 小野瀬厚
 

リーディング金融法務

 相続法改正において検討中の相続預貯金の仮払い制度
 みずほ銀行 藤原彰吾
 

Topics

 信販会社に留保された自動車の所有権と法的整理手続
 ――最一小判平29.12.7――
 弁護士 福谷賢典
 

法制審ニュース

 〈第14回〉民事執行法改正の最新動向
 債務者財産の開示制度の実効性の向上、債権執行事件の終了をめぐる規律の見直しに関する検討
 〈第17回〉信託法改正の最新動向
 信託法部会、第47回会議を開催
 〈第25回〉相続法改正の最新動向
 民法(相続関係)部会、第25回会議を開催

新連載

 金融機関のための民事信託の実務と法務
 〈第1回〉金融機関の民事信託元年
 渋谷陽一郎
 

連 載

 債権管理・回収の初動――新債権法の影響を踏まえながら――
 〈第4回〉保 証
 三菱東京UFJ銀行 中村弘明
 

スピンオフ

 印紙税についての一考察――企業における担当部署――

ベーシックNAVI

さあ、はじめよう! 金融コンプライアンス・ゼミナール
 〈第8回〉疑わしい取引
 城北信用金庫・弁護士 青木良介
 
●金融判例に学ぶ営業店OJT〈金融商品販売編〉
 配偶者を通じて商品説明した場合の説明義務違反
 弁護士 上田 優
 
●支店長のための労務管理講座
 〈第56回〉労働時間等見直しガイドラインの改正
 弁護士 有賀隆之
 

判決速報

  • AないしC土地の所有者と同土地に係る借地権者との間で締結されたA土地の所有権とB・C土地の借地権との交換契約にあたってなされた借地契約の合意解除の効果は、借地上の建物の賃借人に対しても及ぶものとされた事例

(東京高判平29.4.12 原審=東京地判平28.11.30)

  • 1 顧客の預金払戻請求に対する預金拘束を理由にその払戻しを拒絶して顧客に対する貸付金と相殺した金融機関の措置が是認されて顧客の請求が棄却された事例  
    2 預金拘束を理由に顧客に対する預金の払戻しを拒絶して貸付金と相殺した金融機関の措置の違法などを理由とする顧客の損害賠償請求が棄却された事例

(大阪地判平29.3.22)

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