金融法務事情

2017年10月25日号(2076号)

金融法務事情

CONTENTS

論 説

 ブロックチェーンの可能性と課題
 ――法と技術の対話――
 ブロックチェーンに関する法と技術研究会
 
 純粋私的整理手続による事業再生の実務
 弁護士 軸丸欣哉
 

判例評釈

 貸金の支払を求める旨の支払督促と保証債務履行請求権についての消滅時効の中断
 ――最二小判平29.3.13――
 神戸大学 米倉暢大
 

担当者解説

 民法(債権法)改正の要点(3)
 ――金融実務に関連する項目を中心に――
 法務省 筒井健夫/法務省 村松秀樹/法務省 脇村真治/法務省・弁護士 松尾博憲/法務省 前田芳人
 

OPINI論

 開始時現存額主義と超過配当
 弁護士 中井康之
 

リーディング金融法務

 民事執行法の改正と金融実務――中間試案を踏まえて――
 弁護士 粟澤方智
 

法制審ニュース

 〈第6回〉会社法改正の最新動向
 法制審議会会社法制(企業統治等関係)部会、第6回会議を開催
 ――第二読会の議論を開始――
 〈第15回〉信託法改正の最新動向
 信託法部会、第45回会議を開催

新連載

 判例漫歩――実践的判例研究――
 〈第1回〉判例または裁判例の意義と役割
 弁護士 門口正人
 
 金融取引訴訟実務入門――被告金融機関の訴訟対応の基礎と留意点――
 〈第1回〉訴訟の動向、原告の典型的主張①
 弁護士 圓道至剛
 

連 載

 ロクミン通信 倒産手続Q&A
 〈第13回〉Question37.債権届出をしましたが、破産管財人から一般調査期日において、認めない旨の認否がされました。その認否に不服があるのですが、破産債権者としてどのような方法をとりうるのでしょうか。なお、届け出た破産債権は無名義債権で、破産債権に関する訴訟も係属していません ほか
 大阪地方裁判所倒産実務研究会
 
 金融実務からみる判例の読み方
 〈第14回〉最高裁判例の変更
 九州フィナンシャルグループ 粢田 誠
 

スピンオフ

 AIに負けない審査

ベーシックNAVI

金融判例に学ぶ 営業店OJT〈預金業務編〉
 委任意思の確認における過失
 弁護士 延山泰典
 
実務相談室
 根抵当権が設定された団信付住宅ローンの留意点
 四国銀行 三宮慎司
 
商子と工太のおしゃべり融資法務
 〈第8回〉保 証
 商工中金 古谷政晃
 

▲〈第9回〉東アジア倒産再建シンポジウムの御案内

判決速報

  • 貸金の支払を求める旨の支払督促が、当該支払督促の当事者間で締結された保証契約に基づく保証債務履行請求権について消滅時効の中断の効力を生ずるものではないとされた事例

(最二小判平29.3.13 原審=東京高判平28.2.4 第1審=東京地判平27.6.25)

  • 譲渡禁止の特約がある売掛債権を譲り受けた同債権を含む集合債権の譲渡担保権者とその後に破産手続開始決定を受けた同債権の譲渡人である債権者の破産管財人との間における同債権の債務者の弁済供託に係る供託金還付請求権の帰属

(大阪高判平29.3.3  原審=大阪地判平28.9.26)

  • 事業譲渡契約が詐欺により取り消された事例

(東京地判平29.3.9)

 

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