金融法務事情

2017年9月25日号(2074号)

金融法務事情

CONTENTS

論 説

 遺言代用信託の法務
 弁護士・ニューヨーク州弁護士 中田直茂
 
 執行債務者の金融資産に係る情報を第三者から取得する制度設計の在り方
 ――権道と正道(ius track)――
 日本大学・創価大学 伊藤 眞
 

担当者解説

 民法(債権法)改正の要点(2)
 ――金融実務に関連する項目を中心に――
 法務省 筒井健夫/法務省 村松秀樹/法務省 脇村真治
 法務省・弁護士 松尾博憲/法務省 前田芳人
 

関西金融法務懇談会報告

 民事再生法92条1 項と第三者債権による相殺
 ――最二小判平28.7.8を契機として――
 弁護士 上田裕康
 

実務研究会報告

 弁護士会照会を含む外部照会への対応
 弁護士 笹川豪介
 

OPINI論

 顧客本位の業務運営が「ベストプラクティス競争」に陥らないために
 弁護士 吉田和央
 

リーディング金融法務

 インサイダー取引における重要事実の「伝播」とは
 ――東京高判平29.6.29の基準を踏まえて――
 弁護士 鈴木正人
 

連 載

 金融実務からみる判例の読み方
 〈第13回〉最高裁判例と民事手続法
 九州フィナンシャルグループ 粢田 誠
 

スピンオフ

 証券投資誘導に禍根を残さないために

ベーシックNAVI

■金融判例に学ぶ 営業店OJT〈為替業務編〉
 銀行の過失による誤振込と振込依頼人の特別損害
 みずほ信託銀行 竺原摩紀
 
■実務相談室
 成年後見人との取引における留意点
 三菱東京UFJ銀行・弁護士 佐藤 亮
 
■商子と工太のおしゃべり融資法務
〈第7回〉支払承諾
 商工中金 古谷政晃
 

判決速報

  • 厚生年金保険法附則8 条の規定による老齢厚生年金について厚生年金保険法(平成24年法律第63号による改正前のもの)43条3項の規定による年金の額の改定がされるために同項所定の期間を経過した時点において当該年金の受給権者であることの要否

(最二小判平29.4.21)

  • 1 顧客に対する証券会社の従業員による勧誘行為について、適合性原則違反等があるとは認められなかった事例
    2 証券会社の従業員の勧誘行為により行われた信用取引が、違法な過当取引に当たると認められた事例

(静岡地裁浜松支判平29.4.24)

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