金融法務事情

2017年3月25日号(2062号)

金融法務事情

 

 

  

  民事訴訟法248条に基づく
  損害額認定をめぐる
  裁判例と金融実務上の留意点

目次

論 説 

 民事訴訟法248条に基づく損害額認定をめぐる裁判例と金融実務上の留意点
 弁護士 武智克典
 

担当者解説

 「金融分野における個人情報保護に関するガイドライン等」の概要
 個人情報保護委員会・弁護士 和田洋一
 

関西金融法務懇談会報告

 不法原因給付と破産手続についての試論
 ――最三小判平26.10.28と最三小判平20. 6 .24の検討――
 弁護士 木村真也
 

関西金融判例・実務研究会報告

 メインバンクが融資先から受けた弁済が支払不能後になされたものとして否認された事例
 ――高松高判平26. 5 .23の検討――
 みずほ銀行・弁護士 藤井友弘
 

時 論

 弁護士業務の難しさ
 弁護士 倉吉 敬
 

金融法務最前線

 不実告知取消権に係る重要事項の要件についての最高裁判決の影響
 ――名義貸しを行った者に有利な判決――
 弁護士 中崎 隆/小堀靖弘
 

Topics

 保険募集に関する特別利益の提供の「新整理」
 弁護士 大野徹也/関 秀忠
 

法制審ニュース

 〈第5回〉民事執行法改正の最新動向
 債権執行事件の終了に関する規律の見直しが検討課題に
 〈第8回〉信託法改正の最新動向
 信託法部会、第38回会議を開催
 〈第18回〉相続法改正の最新動向
 民法(相続関係)部会、第18回会議を開催

連 載

 さんまエクスプレス
 〈第93回〉1 東京地裁民事執行センターにおける平成28年の事件概況等
       2 市町村立学校職員給与負担法の改正による給与等負担者の変更と従前の債権差押命令の効力
 東京地方裁判所民事執行センター
 
 新大阪民事執行研究
 〈第16回〉大阪地方裁判所(本庁)における平成28年の民事執行事件の概況
 大阪地方裁判所 小池明善
 
 金融実務からみる判例の読み方
 〈第8回〉判例の類型とその特徴
 肥後銀行 粢田 誠
 
 実務相談 銀行法
 〈第52回〉大口信用供与等規制(3) 信用の供与等の範囲、信用の供与等の額
 家根田正美/小田大輔
 

営業店コーナー

■商子と工太のおしゃべり融資法務
 〈第3回〉手形貸付とでんさい貸付
 商工中金 古谷政晃
 
■金融判例に学ぶ 営業店OJT〈金融犯罪編〉
 取引停止措置をとった口座が犯罪性のある口座でないと立証され、預金の払戻請求が認められた事案
 弁護士・公認不正検査士 上島正道
 
■実務相談室
 共同抵当権の一部解除
 三菱東京UFJ銀行・弁護士 髙畠三由紀
 

法務余(夜)話

 買収ファイナンスなのか、コーポレート・ファイナンスなのか

判決速報

  • マンションの1 室の売買契約におけるローン条項による契約の解除について、その効力を争う売主側の主張が排斥され、有効と認められた事例

(東京地判平28.11.22)

  • 破産手続開始決定の約4年8カ月前にされた破産会社からの自動車の買受けが無償取得であり、詐害行為否認の対象となるとされた事例

(東京地判平28.7.20)

  • 1 無権代理による法律行為を理由とする不当利得返還請求における主張立証責任
    2 妻が当時別居中であった夫名義の保険契約を夫の代理人として解約し、解約還付金等の交付を受けたことについて、夫から妻に対し、その旨の代理権の授与があったものと認定された事例

(東京地判平27.3.13)

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