金融法務事情

2016年11月10日号(2053号)

金融法務事情

目次

特 集

最近の重要倒産判例を読み解く

 1 三者間相殺の再生手続における効力
――最ニ小判平28.7.8を手掛りに――
一橋大学 山本和彦

 2 破産手続開始前に成立した生命保険契約に基づく死亡保険金請求権の破産財団への帰属
――最一小判平28.4.28の検討――

 上智大学 田頭章一

 3 倒産手続における三者間所有権留保
――最ニ小判平22.6.4以後の下級審判決の検討――

慶應義塾大学 田髙寛貴

最高裁判例特報

弁護士法23条の2第2項に基づく照会に対する報告を拒絶する行為が、同照会をした弁護士会の法律上保護される利益を侵害するものとして当該弁護士会に対する不法行為を構成することはない (最三小判平28.10.18)

論 説

論説障害者総合支援法上の法定代理受領とサービス事業者の債権
――社会保障法学の観点から――
福岡大学 山下慎一
上場インフラファンド制度の概要
東京証券取引所・弁護士 佐藤晃子

時 論

弁護士会照会制度の今後―最高裁判決に接して―
日本大学・創価大学 伊藤 眞

金融法務最前線

暴排条項の追加変更に関する福岡高判平28.10.4と今後の暴排条項適用上の課題
弁護士 鈴木仁史

法制審ニュース

〈第4回〉 信託法改正の最新動向
信託法部会、第34回会議を開催

連 載

地域金融機関のためのプロジェクトファイナンス入門
 〈第2回〉 プロジェクトファイナンスの概要(その2)
弁護士 勝山輝一/松本岳人
金融法務と実務をめぐる5つの物語
 〈第2回〉 税務任意調査と実務対応
静岡中央銀行 両部美勝
 株主代表訴訟に関する平成26年改正会社法の逐条解説
 〈第8回〉 各種株主代表訴訟の手続③および特定責任の一部免除に係る特則①
弁護士 塚本英巨

Topics

金融法学会第33回大会が開催される

法務余(夜)話

 アクティブ運用の衰退と、デリバティブ・仕組債との接点

営業店コーナー

金融判例に学ぶ 営業店OJT〈預金業務編〉
 相続開始前に解約された定期預金の払戻金が遺言書記載の現金とされた事例
中国銀行・弁護士 芦田訓子
支店長のための労務管理講座
 〈第44回〉使用者の意見表明と支配介入(不当労働行為)
弁護士 浜本 匠

判決速報

  • 外国国家が発行した円建債券に係る償還等請求訴訟につき、当該債券の管理会社が任意的訴訟担当の要件を充たすものとして原告適格を有するとされた事例

(最一小判平28.6.2 原審=東京高判平26.1.30)

  • 1 顧客から依頼を受けて行った送金手続における誤送金を内容とする銀行の債務不履行について、当該誤送金によって生じた株式の信用取引の強制決済による建玉の喪失との間の相当因果関係が認められた事例
    2 銀行による誤送金によって生じた株式の信用取引の強制決済による建玉の喪失につき、民事訴訟法248条を適用してその損害額が認定された事例(原判決一部変更)

(東京高判平28.9.14)

  • 販売会社と購入者との間の自動車の割賦販売契約に係る割賦元金および割賦手数料を連帯保証した信販会社が、販売会社に対して連帯保証債務を履行したことにより販売会社に留保されていた上記自動車の所有権を法定代位により取得したものの、購入者につき破産手続が開始されて破産管財人が選任された時点で上記自動車につき所有者としての登録を受けていないときに、留保した所有権を別除権として行使することの可否(積極)

(札幌地判平28.5.30)

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