グローバル金融制度のすべて

プルーデンス監督体制の視点

グローバル金融制度のすべて

定価:4,400円(税込)

編・著者名:藤田 勉 著

発行日:2012年04月11日

判型・体裁・ページ数:A5・460ページ

ISBNコード:978-4-322-11978-7

書籍の説明

著者の略歴

〈著者略歴〉
藤田 勉(ふじた つとむ)
 シティグループ証券株式会社取締役副会長。シティ資本市場研究所理事長。一橋大学大学院博士課程修了、経営法博士。慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所客員研究員。慶應義塾大学「グローバル金融市場論」講師。内閣官房経済部市場動向研究会委員、経済産業省企業価値研究会委員、早稲田大学商学部講師、第20回日本証券アナリスト大会実行委員会委員長などを歴任。米国公認証券アナリスト、ニューヨーク証券アナリスト協会レギュラー会員、日本証券アナリスト協会検定会員。2006~2010年日経アナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。
【著 書】
 『新会社法で変わる敵対的買収』(東洋経済新報社、2005年)、『三角合併とTOBのすべて』(金融財政事情研究会、2007年)、『M&Aで生きる企業消え去る企業』(PHP出版、2007年、堀紘一氏との共著)、『上場会社法制の国際比較』(中央経済社、2010年)、『大震災で日本経済はどうなるか』(日本経済新聞出版社、2011年)、『バーゼルIIIは日本の金融機関をどう変えるか―グローバル金融制度改革の本質』(日本経済新聞出版社、2011年、野崎浩成氏との共著)、『新興国投資ガイドブック』(東洋経済新報社、2011年)など多数。

書籍紹介及び目次抜粋

グローバル金融規制の視点から、国際金融危機を「過去」から「現在」まで包括的に分析した画期的一冊!
◆国際金融危機、世界のソブリン危機、欧州金融危機の動向をふまえて、国際金融監督体制整備の状況を分析し、今後を展望する。
◆主要国における財務省、中央銀行、金融監督局、預金保険制度などの役割分担を国際比較し、その趨勢を解説。それらをふまえたうえで、日本のプルーデンス監督体制のあり方を論じる。
◆バーゼルIII、IFRSなどの金融規制の動向も網羅! 一連の金融制度改革が世界や日本の企業経営・金融市場に与える影響を分析する。
●主要目次●
第1章 金融危機後のグローバル金融規制改革
 第1節 プルーデンス政策の重要性の高まり
 第2節 国際金融危機におけるIMFの役割
第2章 金融危機で高まる中央銀行の重要性
 第1節 世界の中央銀行の歴史と現状
 第2節 世界の中央銀行と金融政策
 第3節 インフレ・ターゲティングの国際比較
第3章 リーマンショック後の各国の制度改革
 第1節 主要国のプルーデンス監督体制の特徴
 第2節 米国の金融制度改革の現状と展望
 第3節 欧州の金融制度とプルーデンス監督体制の改革
第4章 日本の金融危機対応の歴史と展望
 第1節 日本のプルーデンス監督体制の歴史と現状
 第2節 日銀のガバナンスと独立性
 第3節 中央銀行金融政策決定組織の国際比較
 第4節 中央銀行による国債引受の国際比較
第5章 バーゼルIIIとIFRSの影響
 第1節 バーゼルIIIと銀行の報酬規制の強化
 第2節 国際会計制度改革の展望と日本のIFRS導入
 第3節 公正価値会計と日本の企業経営
第6章 変貌する金融市場と財務戦略
 第1節 グローバル規制が変える世界の金融市場
 第2節 新しいグローバル規制とM&A
 第3節 日本のソブリン危機の発生の可能性
 第4節 変貌する金融市場と金融機関の経営