すぐれた投資と支出の意思決定: 消えたビリオネアに学ぶ新しいファイナンシャル・プランニングの教科書

すぐれた投資と支出の意思決定: 消えたビリオネアに学ぶ新しいファイナンシャル・プランニングの教科書

定価:4,950円(税込)

編・著者名:ビクター・ハガーニ、ジェームス・ホワイト[著]角間 和男、浦壁 厚郎[訳]大橋 和彦[監訳]

発行日:2026年05月18日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・460ページ

ISBNコード:978-4-322-14550-2

書籍紹介

経済史を彩った富豪たちの子孫がその財産を正しく受け継いでいたら、世界にはもっと多くのビリオネアが存在しているはずである。投資と支出に指針と規律が欠けていたことが多くのビリオネアを歴史から消し去った……。

◆30分間、表が出る確率60%、裏が出る確率40%のコインを投げ続ける賭けに参加する機会があったとしたら、あなたは毎回、自分の手持ち資金のどれくらいをこの賭けにつぎこむか?

◆有利な賭けであったとしても、賭金が多すぎると破滅する確率はきわめて高くなる。この事実は、投資にあたっては何に投資するかと同様、あるいはそれ以上に投資サイズが重要であることを示している。

◆では、最適な投資サイズを決める方法はあるのか? 本書は、長く埋もれていたマートン=サミュエルソンの理論を投資サイズの問題に適用し、生涯にわたる投資と支出の決定方法を合理的、定量的に論じる。

資産運用立国に必須の画期的なファイナンシャル・プランニングの教科書、待望の邦訳

主要目次

第1章 序論:消えたビリオネアたちのパズル

第Ⅰ部 投資のサイズ決定

第2章 歪んだコイン投げの賭けに惑わされる人々

第3章 真剣勝負においてサイズは重要

第4章 マートン配分率の味わい

第5章 株式市場にいくら投資するか?

第6章 選択の仕組み

第7章 期待効用による意思決定への批判

第8章 あるヘッジファンド従事者の回想

第Ⅱ部 生涯を通じた支出と投資

第9章 退職後の支出と投資

第10章 永遠に生き続けるつもりの支出

第11章 いつかは終わりが来るつもりの支出

第Ⅲ部 理論から実践へ

第12章 幸福という構造物を測定する

第13章 人的資本

第14章 雑草の中に踏み入る:主要資産クラスの特性

第15章 隠れる場所はない:安全資産のない世界での投資

第16章 オプションはどうなのか?

第17章 税金の重要性

第18章 リスクと不確実性

第Ⅳ部 パズル

第19章 巨額の宝くじはいかに悪い賭けになるのか?

第20章 株式リスクプレミアム・パズル

第21章 永久債のパラドックスとマイナス金利

第22章 少なければ少ないほど良い場合

第23章 コスタンザ・トレード

第24章 結論:効用とあなたの富

余 章 ライアーズ・ポーカーに学ぶ賢い賭け方

原著者紹介

ビクター・ハガーニ(Victor Haghani)

1962年ニューヨーク生まれ。1984年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)を卒業し、学士(経済学)を取得。1984年にソロモン・ブラザーズで債券リサーチのキャリアをスタート。1986年にトレーディング・フロアに移り、まもなくジョン・メリウェザーが運営する債券裁定取引グループのマネージング・ディレクターに就任。1993年、ロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)の共同設立パートナーになった。2011年にエルム・ウェルスを設立し、自身のファミリーを含む投資家の長期的なリターン獲得を支援している。

ジェームス・ホワイト(James White)

シカゴ大学で数学を学んだ後、最初はネイションズバンク/CRTとバンク・オブ・アメリカ、次にシタデル・インベストメント・グループ、そしてブティック型プライベート投資会社PACパートナーズのパートナーとして働いた。2018年からエルム・ウェルスの最高経営責任者(CEO)を務め、ビクターとともに友人やファミリー、顧客の賢明かつ効率的な資産運用を支援している。