金融システムを考える

ひとつの行政現場から

金融システムを考える

定価:3,080円(税込)

編・著者名:大森泰人著

発行日:2007年12月13日

判型・体裁・ページ数:A5・440ページ

ISBNコード:978-4-322-11147-7

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

◆「書けば自分を客観化し、他者の立場にたつこともできる」「役人なら国民の役にたつ人でありたい」――政策形成のプロセス、行政現場の実相を率直に語った渾身の力作!
◆金融ビッグバン、金融システム不安、公的資本注入、破綻処理、銀行代理業、金融商品取引法、貸金業制度改革……数々のトピックスを、行政現場から揺るがぬ視点で総括。
◆激動の10年から、金融行政・金融界が学ぶべきものは何か? ――現場での“経験”をふまえ、「本音と対話の行政」に向けて、今後の政策の方向感を模索。
◆「金融分野での一定の能力と規範意識を共有する人たちが連携、交流できれば、日本の金融システムは強く健全になれる」――非常時を脱した金融システムに携わる関係者へ、行政現場からの熱きメッセージ。
●主要目次●
第1章 2003年夏から翌年春まで
[1]ビッグバンとはなんだったのか
[2]市場機能を中核とする金融システムに向けて
[3]鑞山昌一先生への「感謝の言葉」
[4]断章(巽悟朗追悼論集「独立不羈」より)
[5]業態の守備範囲
[6]資産形成のリスク
第2章 2004年春から年末まで
[7]投資サービス法の先がけとしての金融先物取引法改正
[8]本事務年度市場行政指針
[9]金融制度改革の方向性
[10]金融行政の試行錯誤
[11]物事の進めかた
第3章 2005年初めから夏まで
[12]産業組織課長との対話
[13]上場廃止基準の検証
[14]現段階における取引所の役割と体制
[15]投資サービス法の生成と展開
[16]投資サービス法の「現在」
第4章 2005年夏から年末まで
[17]銀行代理業の可能性
第5章 2006年初めから夏まで
[18]消費者信用市場の経済学
[19]貸金業制度改革の基本的考えかた
第6章 2006年夏から翌年春まで
[20]金融システムの一翼を担う貸金業
[21]貸金業制度改革とその先にあるもの
第7章 1997年初めから翌年春まで
[22]市場改革への枠組みの提起
[23]金融システム改革の推進と課題(渦中にあって思うこと)
第8章 1999年夏から2001年夏まで
[24]大阪での仕事
第9章 2007年夏から
[25]空想の金融システム&金融行政