日本が議論すべき外国人政策: 海外の経験から何を学ぶか

日本が議論すべき外国人政策: 海外の経験から何を学ぶか

定価:2,200円(税込)

編・著者名:石川 智久/後藤 俊平[著]

発行日:2026年03月31日

判型・体裁・ページ数:四六判・並製・220ページ

ISBNコード:978-4-322-14628-8

書籍紹介

排除一辺倒でも、

野放図な拡大でもない、

“真”の共生のための議論

▼外国人労働者の受入れや長期的な移住をめぐって様々な議論が活発化している中で、高スキルの移民を選別的に受け入れる方向に舵を切ったアメリカやヨーロッパ、移民国家として成功したとされるカナダやオーストラリアがそれぞれどのような考えから政策を実行してきたかを検討した上で、日本における実効的な施策を提言!

▼外国人政策の立案に際して必要な方向性、政策の司令塔、公的な統計の3つの不在を乗り越えるべく、地に足のついた議論をするために必要な知見やデータを提示する1冊。

主要目次

第1章 なぜ外国人労働者への関心が高まっているのか

外国人労働者への関心の高まり/外国人政策を経済学的にみると/安全保障問題化する移民・難民/本章のまとめ

第2章 不法移民に揺れる米国

移民政策の変遷/出生地主義の見直しの議論/米国の一時就労制度/移民問題を巡る分断/なぜ反移民のトランプ大統領をヒスパニックが支持したのか ほか

第3章 欧州、新たなる「移民の大陸」

非伝統的な移民大陸である欧州/戦前~オイルショック─移民の「送り出し国」から「受け入れ国」へ/オイルショック~冷戦終結─定住化の進展と社会統合政策の登場/冷戦終結以後─構造変化と3つの新潮流/本章のまとめ

第4章 カナダ・オーストラリアの「国策」としての移民政策

成功事例とされる一方、評価を見直す動きも/移民政策の歩み─人種主義から能力主義へ/カナダ・オーストラリアにおける移民政策「成功」のカギ/逆風強まるカナダ・オーストラリアの寛容路線/本章のまとめ

第5章 日本の経験─出ていく国から迎える国へ

かつてわが国は移民送り出し国であった/出入国管理の歴史/なぜ高度経済成長期に外国人労働者を入れなかったのか/日本政府の政策の変化/日本に外国人が来なくなるのは本当か ほか

第6章 進む外国人の定住化とその課題

高まる外国人の定住志向/不十分な労働市場への統合─将来的な格差拡大をもたらすリスク/課題が山積する外国人の子どもの教育─教育達成は日本人に劣後/外国人の子どもの高い不就学率/外国人児童生徒の約半数近くが日本語理解が困難 ほか

第7章 3つの不在とわれわれがなすべきこと

3つの不在と進めるべき政策/2025年の骨太の方針をどうみるのか/必要な政策対応─数を追わずに、日本に溶け込める人を増やす政策を/本章のまとめ

第8章 本書のまとめ─諸外国から何を学び、われわれは何をすべきか