定価:3,960円(税込)
編・著者名:大庫 直樹[著]
発行日:2026年03月17日
判型・体裁・ページ数:四六判・並製・524ページ
ISBNコード:978-4-322-14623-3
データを制する銀行が、市場を制する
◆人口減少、デジタル化、異業態参入が同時進行する中で、「銀行の次のモデル」をリアル/デジタル/オルタナティブ/データの4つの視点から再定義。
◆人口減少が銀行収益をどう制約するかを統計モデルで検証し、金利上昇効果の限界や、競争が成立しにくい地域での持続可能な銀行経営の条件を立体的に整理。
◆デジタル・オンリーの限界を踏まえ、顧客接点の解としてDigital-Branch-Professional(DBP)の3層構造による実装可能な打ち手を提示。
◆ネットバンク、ネオバンク、コード決済など「銀行ではない競争相手」との現況を総覧。個人金融がポイント経済圏に取り込まれていく現実を直視し、競争軸の変化から「内製偏重からの転換=戦略的パートナーシップ」に勝ち筋を見いだす。
◆金融機関の経営者・経営企画/DX推進担当者、フィンテック/決済事業者、金融行政・研究者など――旧来モデルの延命ではなく、“解体と再構築”の設計図を求める実務家必読。
第Ⅰ部 リアル――人口動態に翻弄され続ける銀行モデルの現実
第1章 日銀の金融政策変更はどこまで吉報か
第2章 預貸ギャップを通じた人口動態の呪縛
第3章 営業費用からみる限り地域銀行の経営は個性より時間に漂う
第4章 独占的な市場と競争市場の経営上の峻別
第Ⅱ部 デジタル――デジタル・オンリーの袋小路から抜け出すためのリアルの役割
第5章 デジタル・オンリーという新たなレガシーに気づけ
第6章 Digital・Branch・Professional(DBP)という視点をもて
第7章 リレーションシップ・ディレクターという新たなポジション
第8章 支店長がプロデューサーとなりプロフェッショナルを操れ
第Ⅲ部 オルタナティブ――かたちを変えた銀行モデルの出現とポイント主権をめぐる争いという本質
第9章 変幻自在なデジタルバンクはメインにもネオバンクにも
第10章 キャッシュレスを超えポイント経済圏化するペイメント・ワールド
第11章 銀行サービスのサブスクリプション化は進むのか
第12章 メガバンクたちの決断、地銀たちの躊躇
第Ⅳ部 データ――データを制するための戦略的パートナーシップという決断
第13章 金融の世界はあまたのデータに溢れども
第14章 分析はまだヒトと機械の協働が重要
第15章 生成AIは銀行業のあり方を抜本的に変える
第16章 オープンイノベーションと戦略的パートナーシップ
大庫 直樹(おおご なおき)
東京大学理学部数学科卒業。1985年にマッキンゼーに入社以来20年にわたり、主に金融機関、金融関連サービス会社に対するコンサルティングに従事。1999年パートナーに選任されリテールバンキング・プラクティスをリードし、東京オフィスの経営に携わる。2008年にルートエフ株式会社、2017年にルートエフ・データム株式会社を創業し、ともに代表取締役。公職として金融庁金融研究センター顧問、広島県特別参与。