LNG(液化天然ガス)プロジェクトファイナンス【改訂版】: リスク分析と対応策

LNG(液化天然ガス)プロジェクトファイナンス【改訂版】: リスク分析と対応策

定価:2,750円(税込)

編・著者名:井上 義明[著]

発行日:2025年12月03日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・220ページ

ISBNコード:978-4-322-14607-3

書籍紹介

LNGプロファイのすべてを凝縮した実務書、待望の改訂版!

◆米国シェールガスの急増産、ロシア・ウクライナ問題による欧州ガス価格の激変、日本の輸入量減少など、世界規模で進化する天然ガス市場の詳細を徹底分析。

◆邦銀の活躍と米国勢の台頭を踏まえた市場動向を解説。さらに、プロジェクトファイナンスを通じて広がる日本企業の海外進出を俯瞰。

◆スポンサーリスク、埋蔵量リスク、環境リスクなど、LNG事業特有のリスクを網羅的に分類・分析。リスク対応策を具体的に提示し、実務に直結する内容を提供。

◆モザンビーク・コーラル浮体式液化天然ガス事業など、プロジェクトファイナンスを活用した注目事例や、伝統的な事業モデルと米国型事業モデルの比較、米国金利引上げが市場に与えた影響など最新動向を紹介。資源デベロッパー、商社、ガス会社、電力会社、金融機関担当セクション必読の一冊。

主要目次

第1章 はじめに

第1節 本書の目的と意義

第2節 本書の構成

第2章 天然ガス市場と液化天然ガス事業

第1節 天然ガス市場

第2節 日本と液化天然ガス

第3節 液化天然ガス事業

第3章 プロジェクトファイナンスの概観

第1節 定義、市場、沿革

第2節 特徴、比較、利用理由

第3節 類型とデフォルト率

第4節 日本企業および邦銀の動向

第4章 液化天然ガス事業向けプロジェクトファイナンスのリスク分析と対応策

第1節 スポンサーリスク

第2節 完工リスク

第3節 埋蔵量リスク

第4節 操業リスク

第5節 技術リスク

第6節 販売リスク

第7節 金利・為替リスク

第8節 キャッシュフローリスク

第9節 環境リスク

第10節 災害リスク

第11節 カントリーリスク

第12節 リスク分析と対応策のまとめ

第5章 近年の動向と実例

第1節 近年の動向

第2節 液化天然ガス事業向けプロジェクトファイナンスの実例

第3節 結  び

著者紹介

井上 義明(いのうえ よしあき)

プロジェクトファイナンス研究所代表。1984年富士銀行(現みずほ銀行)入行。ニューヨーク支店融資課長、ヒューストン支店プロジェクト&エネルギー・ファイナンス課長、本店プロジェクトファイナンス部参事役を歴任。2005年国際協力銀行プロジェクトファイナンス部参事(出向)を経て、2006年オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)銀行スペシャライズドファイナンス・ジャパン本部長。2017年より現職。