企業不動産(CRE)戦略とESG投資

企業不動産(CRE)戦略とESG投資

定価:5,940円(税込)

編・著者名:村木 信爾[著]

発行日:2026年01月30日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・556ページ

ISBNコード:978-4-322-14605-9

書籍紹介

CRE戦略×ESG投資の最前線を徹底解説

不動産を企業価値向上のエンジンへと変える戦略書!

◆CREの基本的知識と実務的なノウハウを網羅。

◆ESGの国際的な潮流と日本での規制動向を不動産の視点で整理。

◆土壌汚染・カーボンニュートラル・緑の価値など最新論点を詳解。

業界の第一人者たちもご推薦!

株式会社吉村総合計画鑑定

代表取締役社長 吉村 真行

不動産を取り巻くCRE戦略とESG投資を体系的に解き

明かす。

実務家待望の必携の一冊!

CSRデザイン環境投資顧問株式会社

代表取締役社長 堀江 隆一

ESGにも造詣が深い不動産鑑定の第一人者が、ESG投

資の観点から企業不動産(CRE)の戦略的意義を整理

し、経営資源の最適配分と企業価値創造を説く。

経営者・投資家必読の書!

主要目次

序 章

社会の変化に伴う企業の変化、不動産のあり方の変化/日本におけるCRE戦略の歩み/ESG・SDGsの潮流/本書の構成

第1章 CRE戦略の意義と基本的論点

Ⅰ CRE戦略の意義とその背景、効果

CRE(Corporate Real Estate:企業不動産)とは/CRE戦略とは/CRE戦略が求められる背景と効果/CRE戦略の進化/経営戦略上の投資用不動産の位置づけ(CREに不動産投資事業を含めるか?)/組織の特徴、性格に伴ったCRE戦略の特徴/中堅・中小企業のCRE戦略

Ⅱ 不動産のリスクとリスクマネジメント・BCP

社会の大きな変化に伴うリスク/リスクの意義/物理的リスク/法的リスク/管理運営リスク/市場リスク/自然災害リスクとリスクマネジメント・BCP(事業継続計画)

Ⅲ CRE戦略を考えるうえでの基本的な論点

立地選択/所有か賃借か/市場価値と使用価値(企業自身にとっての価値とは)/CRE業務の内製化かアウトソーシングか/会計制度(Accounting)・会計情報の影響/企業財務、税務への影響/内部統制/借地・借家、継続賃料、共有不動産等の問題

第2章 CRE戦略の実行サイクルとそれを支える基盤

Ⅰ CRE戦略の全体像(7つの視点)

7つの視点(CRE戦略全体のまとめ)

Ⅱ CRE戦略関連実務

CRE戦略策定段階/CRE戦略実行段階(トランザクション)/運営管理・利用段階/CRE組織のあり方/情報システム(ITを活用した不動産情報管理、利用)/CRE人材のあり方、人材育成/経営のコミットメント

Ⅲ 不動産戦略の企業以外への展開

不動産戦略の共通性/公的不動産の不動産戦略(PRE戦略)

第3章 グローバルマーケットにおけるESGの潮流

Ⅰ ESGの潮流

企業を取り巻くESG包囲網/ESGの歴史

Ⅱ 社会全体に影響を与えるESGグローバル原則

気候変動等に係る投融資全般における基本事項/日本の対応/その他の環境関連の制度、概念

Ⅲ ESG投資の動向

投資手法の種類/投資規模

Ⅳ 一般事業会社(不動産会社も含む)における最近のESG関連の動き

E(環境)関係/S(社会)関係/G(ガバナンス)関係/サプライチェーンにおけるESGへの取組み/不動産関連各社のESGに関する取組み(例)/不動産業界団体の取組み/企業による気候関連サステナビリティ関連情報開示(不動産分野)/企業によるグリーンボンド、サステナブルボンド(社債)による資金調達/

Ⅴ 機関投資家、ファンド、金融機関におけるESG、SDGs配慮

機関投資家、ファンド、金融機関に関連深いグローバル原則/グリーンローンとサステナビリティ・リンク・ローン/トランジション・ファンド、トランジション・ファイナンス、移行債/インパクトファイナンス(詳細)/最近の機関投資家の動向/国内外の金融機関におけるサステナブルファイナンスの取組動向/金融庁・日銀等規制当局の動き

Ⅵ 保険会社におけるESG、SDGs配慮

保険業務と保険業界に影響を与えるグローバル原則/日本の保険会社のESGの取組み

Ⅶ 会計分野におけるESG、SDGs配慮

会計制度における非財務情報開示/会計処理に関する考え方/会計基準改定の動き

Ⅷ 認証機関、格付機関等におけるESG、SDGsへの配慮

認証制度と評価機関、格付、保証/非財務情報に関するコンサルティング

Ⅸ 政府、自治体の取組み

政府/地方自治体

Ⅹ 欧米における規制動向

EU、英国/米国等

XI ESG投資の課題(まとめ)

再生可能エネルギーの課題/評価基準、開示基準、評価の課題/企業等における課題/機関投資家等の課題

第4章 CRE戦略におけるESGの配慮

Ⅰ 不動産関連の投資原則

Ⅱ 企業不動産(CRE)にとってのESGとは

E(Environment)関連項目が個別不動産に与える影響/S(Social)関連項目が個別不動産に与える影響/G(Governance)関連項目が個別不動産に与える影響

Ⅲ ESG関連認証制度

Ⅳ 建築、不動産に関する政府のESG施策(例)

省エネ促進/政府の補助金、減税/ライフサイクルカーボン削減/その他

Ⅴ ESGの配慮が企業価値、不動産の価値に及ぼす影響

環境不動産の経済価値に関する取組み/ESGの配慮が企業価値に及ぼす影響/ESGの配慮が不動産の価値に及ぼす影響

Ⅵ 実証研究

賃料に及ぼす影響/キャップレートに及ぼす影響

第5章 近年のCRE戦略・ESG投資にとって注目すべきトピックス

土壌汚染・地中埋設物問題(デューディリジェンス関係)/安全性、快適性、利便性に配慮した創造性を育むワークプレイス/建築物のカーボンニュートラル化1(木造建築物)/建築物のカーボンニュートラル化2(既存建物の改修、改築)/緑の価値、生物多様性、グリーンインフラについて

第6章 CRE戦略・ESG投資を推進する企業、組織、プロフェッショナルの動き

CRE関係資格、関連団体、教育機関/ESG・SDGs教育/CREプロフェッショナルサービスのあり方に関する考察

終 章

CRE戦略、ESGのおもしろさ、深さ/CRE、ESGにかかわる人のキャリア形成/おわりに

著者紹介(執筆当時)

村木 信爾(むらき しんじ)

明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科(MBS)兼任講師(元特任教授)

不動産鑑定士、不動産カウンセラー、FRICS(英国王立チャータードサーベイヤース協会フェロー)

京都大学法学部卒業、米国ワシントン大学MBA。住友信託銀行(現三井住友信託銀行)にて主に不動産業務(鑑定、仲介、管理、海外不動産)、海外業務(シンガポール支店)、調査等に従事後、大和不動産鑑定株式会社を経て、現在JLL森井鑑定株式会社と業務委託契約を結び勤務(MBSと兼任)。不動産鑑定評価(継続賃料等)、企業不動産(CRE)戦略、ESG投資等に関するコンサルティングに従事。