定価:2,200円(税込)
編・著者名:EYグレーター・チャイナ、EY新日本有限責任監査法人[編]/江 海峰(Alex Jiang)[監修]
発行日:2025年08月20日
判型・体裁・ページ数:四六判・並製・232ページ
ISBNコード:978-4-322-14564-9
今こそ中国・香港経済のありのままの姿を知る。
■本書は、グローバルで事業を展開している専門家集団であるEYが、長年にわたり中国・香港市場に携わってきた経験と、中国経済の発展と変革を間近で見守ってきた知見を基に、中国経済の現状を多角的に分析、考察した書である(「はじめに」より)。
■デジタル経済進展の背景および情報セキュリティ規制、金融業におけるホットトピックを中心に深堀する。TikTokやゲームなどのデジタルエンターテイメント、高いシェアを誇るEV車産業、DeepSeekの登場で注目される中国産AI、デジタル人民元など、中国経済の原動力となっているデジタル経済や、2017年から2021年にかけて施行された「データ三法」の概要について解説し、中国が注力している「五大金融」(科学技術金融、グリーンファイナンス、インクルーシブファイナンス、年金金融、デジタル金融)について概観する。
第1章 中国・香港の経済・金融資本市場の最新状況
第1節 さらなるデジタルトランスフォーメーションを促す「第14次5カ年計画」
第2節 イノベーションをもたらした「中国製造2025」
第3節 中国の経済・金融資本市場の状況
第4節 香港の経済・金融資本市場の状況
第2章 中国・香港におけるデジタル経済の動向
第1節 中国の経済成長の原動力は「デジタル経済」
第2節 世界シェアトップを誇る中国新エネルギー車産業(EV車産業)
第3節 世界を轟かす中国の人工知能(AI)業界
第4節 デジタル人民元
第5節 香港のデジタル経済
第3章 中国・香港における情報セキュリティ規制の強化
第1節 中国のデータおよびサイバーセキュリティ規制の枠組み
第2節 データ越境規制
第3節 国産テクノロジー発展を促す「信創(ITAI)政策」
第4節 香港のデータおよびサイバーセキュリティ規制の枠組み
第4章 金融業におけるトランスフォーメーション
第1節 五大金融
第2節 金融改革開放の現状と今後の展望
第5章 10周年を迎えた一帯一路構想の現状と今後の展望
第1節 「一帯一路」構想の概念
第2節 中国企業による海外進出
第3節 「一帯一路」のデジタル化
第4節 「一帯一路」構想の今後の展望