IPOのリアル: 上場を目指す経営者が知っておきたいこと

IPOのリアル: 上場を目指す経営者が知っておきたいこと

定価:4,400円(税込)

編・著者名:一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会[監修]/渡邉 豊太[著]

発行日:2025年03月31日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・352ページ

ISBNコード:978-4-322-14509-0

書籍紹介

上場はゴールではなくスタートである。だが、スタートを切る準備ができている経営者は少ない。備えよ。

東京都立大学大学院経営学研究科 教授

松田 千恵子 氏 推薦

 IPOは起業成功のシンボルと受け取られがちだが、公開企業になるということの本質を理解しないままに舵取りを続ければ、企業の存続を脅かす事態すら招きかねない。

 IPOを様々な側面から掘り下げ、そこから得られる教訓を提示。上場を目指す経営者が知らなければならないIPOの真実に迫る。

主要目次

第1章  IPOを取り巻く現状

第1節 IPOのメリット

第2節 IPOマーケットの現状

第3節 IPO準備の仕組み

第2章  経営トップの判断と決意

第1節 成長の源泉

第2節 IPOを目指せる組織なのか

第3節 ライフステージの判断

第4節 内部統制を捉える

第5節 IPOを具体的に考える

第3章  IPOに関わる人々

第1節 IPOビジネスの性格

第2節 社内の体制構築

第3節 社外専門家との連携

第4節 IPOコンサルタント等の外部専門家

第5節 外部ベンダーを使ったDX

第6節 費用管理

第4章  ガバナンス

第1節 IPOとコーポレートガバナンス

第2節 社外役員選定の切り口

第3節 社外役員に対する役割期待

第4節 監査役等

第5節 機関設計と会社の動かし方

第5章  資本政策

第1節 資本という経営資源

第2節 ステップが重要な資本政策

第3節 株主構成と流通株式

第4節 資本・業務提携

第5節 ファンド

第6節 金融機関

第7節 ストックオプション

第6章  上場審査と株式公開

第1節 引受審査と公開審査

第2節 公開価格設定と株式募集・売出

第3節 株式上場

第4節 IR体制の戦略的構築

第7章  成長戦略の実行、そして未来へ

第1節 エクイティストーリー

第2節 内部成長

第3節 外部成長

第4節 2050年の視点から

終わりに―「公開」のもう1つの意味

〈COLUMN〉

管理体制の整備は凸凹道?

セイコーエプソンの上場におけるトップの決断力

進化するコーポレートガバナンスの担い手

100年企業と資本政策

気持ちよいIRのポイント

未来の会社組織とは

監修・著者紹介

一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会

日本のコーポレートガバナンス改革に個人が主体的に関わる目的のために、2009年に一般社団法人として創立。「コーポレートガバナンスの実践知を結集し、社会課題の解決に寄与する」ことを創立の理念とし、会員の自己実現、研鑽の組織を目指す。月例勉強会、会員限定の勉強会・分科会、企業向けの取締役・監査役研修、企業と会員を対象にした社外役員人材紹介コンサルティングの活動を行う。

渡邉 豊太(AMBL㈱常勤監査役、一般社団法人実践コーポレートガバナンス研究会 IPO分科会座長)

早稲田大学政治経済学部経済学科卒。1987年三菱商事㈱入社。2012年香港三菱商事会社 副社長、2017年MCUBS MidCity㈱(現・㈱KJRマネジメント)社長、2019年三菱商事アセットマネジメント㈱(現・三菱UFJオルタナティブインベストメンツ㈱)社長、2021年三菱商事都市開発㈱ 常勤監査役、2022年AMBL㈱ 常勤監査役。公益社団法人日本監査役協会 調査事業推進会議 委員。