定価:2,420円(税込)
編・著者名:山﨑 新太[編著]/前田 直之/大庭 あかり/辻本 綾香/本田 紗愛/森本 佐理/株式会社日本総合研究所[著]
発行日:2025年10月29日
判型・体裁・ページ数:四六判・並製・208ページ
ISBNコード:978-4-322-14495-6
文化芸術は都市に何をもたらすのか。
人々の創造性の喚起、地域経済の起爆剤、クリエイティブ産業による経済圏の形成――
本書では文化芸術の価値をクリエイティブエコノミーの分析によって描写し、そのモデルケースを徹底解説。
地方自治体、建設・不動産、文化芸術施設、金融機関、商社等必読!
多元性が強みとなる現代において、ポストコロナの都市戦略を提言する一冊。
第1章 文化芸術がもつ多面的価値
第1節 文化芸術は不要不急なのか
第2節 ドイツ・英国の文化芸術分野に関する政策
――コロナ禍の支援策の下地となった1990年代以降の政策
第3節 日本における文化芸術の現在地
第2章 文化芸術が都市に与える影響
第1節 国内外における定量的評価の試み
第2節 文化芸術環境の充実度が生活者に与える影響
第3節 文化芸術環境の充実度が産業に与える影響
第3章 まちづくりのプレイヤーからみた都市と文化芸術
第1節 渋谷と東急
第2節 大丸有と三菱地所
第3節 京橋と戸田建設
第4節 三井不動産の場づくり
第5節 東川町と三つの文化のまちづくり
第6節 弘前れんが倉庫美術館とまちづくり
第4章 文化芸術を都市戦略とする
第1節 文化芸術の価値のとらえ方
第2節 文化芸術環境が充実している都市のもたらす価値
第3節 文化芸術を核としたまちづくりの要諦
山﨑 新太(やまさき あらた)
株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門
都市地域イノベーションユニット地域・共創デザイングループ グループ長
1983年生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。日本設計において建築設計に従事した後、2013年に日本総合研究所に入社。文化芸術を核としたまちづくりに関するコンサルティング業務に従事。