保証の手引 (新金融実務手引選書)

保証の手引 (新金融実務手引選書)

定価:5,170円(税込)

編・著者名:古澤 陽介/佐々木 宏之[著]

発行日:2025年03月12日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・468ページ

ISBNコード:978-4-322-14478-9

書籍紹介

礎の理論・実務から

経営者保証GLまで

◆第1編では「保証全般」を、第2編では「経営者保証ガイドライン」を詳説。

◆第1編では保証に関する基礎的な法的知識から保証をめぐる諸問題に至るまでできる限り幅広い事項を取上げ。個人保証だけでなく信用保証協会保証や保証会社保証といった法人保証も論及。第2編では経営者保証ガイドラインの記載内容(字面)からは必ずしも明らかではない実務上の諸問題について、経営者保証ガイドラインが策定された趣旨・目的をふまえて、具体的かつ実践的に解説。

◆「経営者保証に依存しない融資慣行」とは、「保証を徴求してはならない」ではなく、「保証を徴求しければよい」でもない。経営者保証GLに留意しながら適切な取扱いが求められる。その理論的な本質から実務での運用までを詳説。

◆2015年に刊行された「法人融資手引シリーズ」を大幅に刷新して発刊する「新金融実務手引選書」の1冊。

主要目次

第1編 保証全般

第1章 保証をめぐる基礎知識

第1節 保証契約の当事者

第2節 保証債務の法的性質

第3節 連帯保証と単純保証(普通保証)

第4節 特定保証と根保証

第5節 委託保証と無委託保証

第6節 連帯債務・併存的債務引受との異同

第7節 物上保証との異同、物上保証と連帯保証の併用

第8節 手形保証、電子記録保証

第9節 保証類似の制度

第2章 金融実務における保証

第1節 個人保証

第2節 法人保証

第3節 経営者保証、経営者以外の第三者保証

第4節 保証意思の確認(与信取引等に関する顧客への説明態勢)

第3章 保証契約の締結

第1節 保証契約の要式性

第2節 保証意思宣明公正証書の作成

第3節 根保証(個人根保証契約、個人貸金等根保証契約)

第4節 契約締結時の情報提供義務(民法465条の10)

第4章 保証の管理

第1節 主債務者の変動

第2節 保証人の変動

第3節 主債務の内容の変動

第4節 保証契約の内容の変更

第5章 保証債務と時効管理

第1節 消滅時効に関する基礎知識

第2節 保証債務と消滅時効

第6章 保証契約の終了と保証債務の履行

第1節 保証契約の終了

第2節 保証債務の履行(代位弁済)

第3節 保証人・その他関係者からの債権回収

第7章 信用保証協会保証

第1節 信用保証制度の特徴

第2節 約定書の主な内容

第3節 信用補完制度

第4節 保証協会と金融機関の連携とリスク分担

第5節 保証協会による連帯保証人の徴求

第2編 経営者保証ガイドライン

第1章 総  論

第1節 経営者保証ガイドラインとは

第2節 経営者保証ガイドラインの基礎知識

第2章 融資取引時の対応

第1節 経営者保証に依存しない融資慣行

第2節 融資取引時の手続

第3節 経営者保証徴求時の説明とその記録

第3章 期中管理における保証実務の論点

第1節 既存の保証契約の見直し

第2節 事業承継時の対応

第4章 保証債務の整理

第1節 ガイドラインに基づく保証債務整理手続の基礎知識

第2節 一時停止等要請への対応

第3節 弁済計画の策定

第4節 弁済計画の合意

第5節 経営者保証ガイドラインに関するその他の論点