定価:3,080円(税込)
編・著者名:田中 隆之[著]
発行日:2024年04月23日
判型・体裁・ページ数:四六判・並製・364ページ
ISBNコード:978-4-322-14434-5
●政策理論と現実経済のつながりをわかりやすく解説した良書、初版から10年、待望の増補改訂!
●世界金融危機を経て金融システムの安定と成長の促進に回帰したFRSのミッション。
コロナ危機とウクライナ侵攻を経て超過準備保有型に舵を切る非伝統的政策手法の行方は?
●ついにマイナス金利政策を解除、YCCの撤廃に動いた日本銀行を含む世界の主要中銀との対比もまじえながら、「新常態」下に世界経済をリードするアメリカの金融政策の現在・過去・未来を丁寧に分析し解説する!
第Ⅰ部 アメリカ金融政策の制度・組織・運営方法
第1章 アメリカの金融制度と連邦準備制度(FRS)
第2章 「短期金利誘導型」金融政策のメカニズム
第3章 金融政策の目的・目標・枠組みの変遷(2008年まで)―「短期金利誘導型」の形成過程―
第Ⅱ部 アメリカ経済と金融政策の展開
第4章 アメリカ経済の発展とFRS
第5章 世界金融危機と非伝統的金融政策
第6章 非伝統的金融政策をめぐる評価と問題点
第7章 コロナ危機と「超過準備保有型」金融政策への転換
終 章 FRSの課題と展望―世界金融危機とコロナ危機を経て―