Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来

Web3と自律分散型社会が描く銀行の未来

定価:2,200円(税込)

編・著者名:山本 英生/土田 真子/相川 あずさ[編著]

発行日:2023年07月06日

判型・体裁・ページ数:四六・並・248ページ

ISBNコード:978-4-322-14345-4

書籍紹介

お金がデジタル化し「自律分散型社会」が進む世界で、

銀行は社会から何を求められるのか?

Web3というキーワードをもとに、金融への影響や向き合い方を論じる。

■日本の銀行が歩んできたテクノロジーの歴史をひもとき、Web3をはじめとした新しいテクノロジーや概念への正しい理解を通じて、期待と不安が入り混じる銀行の未来を考察する。進むべき方向を定め、はじめの一歩を踏み出そう!

■CHAPTER1では、銀行を取り巻く外部環境やテクノロジーの歴史を整理し、金融にとって重要なテーマである「お金」がデジタル化した世界での銀行の役割を考える。CHAPTER2では、Web3とは何かを解説し、それが注目される背景やメタバースとの関係、課題をみていく。CHAPTER3では、Web3を構成するテクノロジーについて解説。最後のCHAPTER4ではWeb3の先にある銀行の未来を考察する。

■金融業界に関わる方全般、特に金融機関において経営企画、商品企画、人事等に従事する方、Web3や最新テクノロジーを基本から理解したいという方におすすめの1冊。

主要目次

CHAPTER 1 新時代の貨幣と銀行の役割

  SECTION 1 銀行を取り巻く環境

  SECTION 2 金融×テクノロジーの歴史

  SECTION 3 リアルとデジタルが織りなす新しい世界

  SECTION 4 変わりゆく「お金」のカタチ

  SECTION 5 「お金の未来」における銀行の役割とあるべき姿

CHAPTER 2 Web3とは何か

  SECTION 1 Web3が注目される背景

  SECTION 2 メタバースやNFTとの関係

  SECTION 3 企業活動のあり方を変えるDAO

  SECTION 4 Web3に係るその他の技術やサービス

  SECTION 5 Web3を取り巻く国内外の動向

  SECTION 6 Web3への期待と社会への影響

CHAPTER 3 テクノロジーとWeb3とのかかわり

  SECTION 1 Web3の影響を受けるテクノロジー

  SECTION 2 将来性と課題

CHAPTER 4 Web3の先にある銀行の未来

  SECTION 1 Web3はどこに向かうのか

  SECTION 2 リアルワールドとの結節点──カギを握る自律分散型社会

  SECTION 3 銀行はWeb3とどう向き合っていくのか

編著者紹介(執筆当時)

山本 英生(やまもと ひでお)

NTTデータ 金融イノベーション本部ビジネスデザイン室イノベーションリーダーシップ統括部長

1996年NTTデータ通信(現NTTデータ)入社。システム開発を経験した後、金融領域のITグランドデザイン策定や、量子コンピュータ、AI、RPA、データマネジメント、グリーンなどの先進技術領域のコンサルティングや情報発信に従事。ITを最大限活用して成長を続けるビジネスの現状を考察し、その向かう先をトレンドで示す羅針盤「金融版 NTT DATA Technology Foresight」と、オウンドメディア「Octo Knot(オクトノット)」の責任者。データ活用による金融サービスの高度化を指す「センシングファイナンスTM」を提唱し、日本経済新聞社と金融庁が共催する「FIN/SUM」をはじめ、セミナー・講演の実績多数。「週刊金融財政事情」などの雑誌の寄稿も実施。

土田 真子(つちた まこ)

NTTデータ 金融イノベーション本部ビジネスデザイン室・課長

大規模金融システム開発、金融系コンサルタントを経て、「テクノロジーは金融ビジネスを大きく変革させる」というビジョンのもと、2016年に「金融版 NTT DATA Technology Foresight」を立ち上げ。現在は当該ブランドのマネージャーとして金融業界を中心に年間150件超のセミナー・寄稿を実施する傍ら、「週刊金融財政事情」をはじめ、金融に関連するテクノロジートレンドに係る寄稿も多数手掛ける。社内外のプロフェッショナルを有機的につなぎ、新たな価値やビジネス機会を創出するデジタルキュレーションのスペシャリストとしても、第一線で活躍中。

相川 あずさ(あいかわ あずさ)

NTTデータ 金融イノベーション本部ビジネスデザイン室・課長代理

入社以降、専門領域としてDB(Oracle、PostgreSQL、データモデリング)に関する知見を磨き、金融業界を中心とした数々の基幹系/情報系システムの開発にデータベースエンジニアとして従事。その後、最新テクノロジーのリサーチ・分析業務にも活動の幅を広げ、金融機関の役職員向けのRPA導入に係る教材執筆や、雑誌への寄稿なども手掛ける。現在はWeb3やメタバースを含むテクノロジートレンドに係るソートリーダーとして金融領域の未来像を描きながら、各種戦略策定や社内外への情報発信にも取り組む。