定価:1,980円(税込)
編・著者名:[編著者]浜田 宰/定金 史朗
発行日:2023年03月31日
判型・体裁・ページ数:四六判・180ページ
ISBNコード:978-4-322-14342-3
●人権DDの概要を、国連指導原則やOECDガイダンス等を幅広く紹介しながら、その意義・目的、対象、留意事項を含め解説。
●人権DDの各実施ステップ(「人権方針の策定」「特定・評価」「防止・軽減」「追跡調査」「是正(救済)」)に分けて留意事項を解説。
●主要国(米国、EU、英国、ドイツ、フランス)における人権DDに関する法制度を解説。
第1章 人権DDの概要
■人権DDはなぜ重視されているのですか。
■人権DDは、M&Aの際に行われるDDと、どのように異なるのですか。
■「人権DDを行うに当たり、社内的にどのような体制・取組とすべきですか。
ほか7問
第2章 人権DDの各ステップ
■人権方針とは何ですか。
■人権方針は、どのようなプロセスで作成する必要がありますか。
■人権への負の影響の特定・評価とは、何をすることなのですか。
■セクターに関するリスクとは、どのようなリスクを指すのですか。
■二次取引先以降の、自社と直接取引関係にない他社に対して、防止・軽減措置を講ずる必要があるのでしょうか。
■教育・研修の実施には、どのような意義がありますか。どのような範囲に対して実施することが推奨されますか。
■開示を行う場合には、どのような内容を開示の対象とすることが考えられますか。
ほか45問
第3章 国内外の法制度等の状況
〈E U〉
■人権DDに関連する法令は存在しますか。何年から施行されていますか。
■法律の適用範囲はバリューチェーン全体に及びますか。
〈英 国〉
■対象企業の範囲はどのように定められていますか。
■企業は何をする義務を負うのですか。
〈ドイツ〉
■対象企業の範囲はどのように定められていますか。
■法律の適用範囲はサプライチェーン全体に及びますか。
〈フランス〉
■対象企業の範囲はどのように定められていますか。
■どのような内容の人権を対象としているのですか。
〈米 国〉
■対象企業の範囲はどのように定められていますか。
■どのような内容の人権を対象としているのですか。
ほか25問
浜田 宰(はまだ おさむ)
2008年弁護士登録(2016年再登録)、2016年ニューヨーク州弁護士登録、2007年公認会計士登録(2022年再登録)。2007年早稲田大学大学院法務研究科修了、2014年The University of Chicago-Law School修了(LL.M.)。2014年9月より2016年3月まで、金融庁総務企画局(当時)企業開示課にて専門官として執務し、コーポレートガバナンス・コードの策定や開示府令の改正等を担当。2020年3月より2022年3月まで、金融庁企画市場局企業開示課にて、企業統治改革推進管理官として、コーポレートガバナンス・コードの再改訂や公開買付制度・大量保有報告制度等を担当。M&A、コーポレートガバナンス、不祥事対応をはじめ、企業法務全般を取り扱う。
定金 史朗(さだかね しろう)
2008年弁護士登録、2018年ニューヨーク州弁護士登録。2006年京都大学大学院法学研究科修了、2014年The University of VirginiaSchool of Law修了(LL.M.)。2014年より2016年まで、東南アジアの現地事務所で研修。国内外の企業再編、M&A等に関する助言その他一般企業法務を幅広く取り扱う。また「ビジネスと人権」に関する企業への助言・サポートに積極的に取り組んでおり、製造業、縫製業を中心に、人権デューディリジェンス推進に係るリーガルアドバイザリー業務に従事している。