定価:3,960円(税込)
編・著者名:栗谷 修輔[著]
発行日:2024年11月20日
判型・体裁・ページ数:A5判・並製・300ページ
ISBNコード:978-4-322-14336-2
「金利のある世界」を乗り切るための羅針盤
◆マイナス金利が解除され利上げが実施されたことで「金利のある世界」が戻ってきた。変動する市場を乗り切るための羅針盤となる書。
◆リスク管理の「本質的な理解」による「企業価値向上」のための手引として管理態勢の構築から運営までを解説。市場リスク管理を、その変遷と現状、評価の基本的手法・発展的手法、運営態勢、ALM運営の観点から詳説。
◆リスク管理実務担当者はもちろん、リスク管理部門から報告を受ける経営層も必読の書。
序 章 リスクとは何か
第1節 リスクの基本概念
第2節 リスク管理業務の二つの役割
第3節 リスク管理業務は経営そのもの
第4節 多様化する金融機関のリスク
第1章 市場リスク管理の変遷と現状
第1節 市場リスク管理の歴史
第2節 制度・規制の変化
第3節 本邦金融機関のリスク管理態勢の現状
第2章 市場リスク管理の基本手法
第1節 市場リスクの定義とリスク要因の特定
第2節 市場リスクの評価・計測
第3章 市場リスク管理の発展手法
第1節 市場性信用リスク
第2節 市場流動性リスク
第3節 デリバティブ関連
第4節 投資信託
第5節 オルタナティブ投資
第6節 モデルリスク
第7節 予兆管理
第4章 市場リスク管理の運営態勢
第1節 リスクアペタイト・フレームワーク
第2節 市場リスク管理のPDCAサイクル
第3節 市場リスク報告レポート
第4節 市場リスク管理態勢の検証
第5章 市場リスク管理とALM
第1節 ALMの基本構造
第2節 金利リスクのマネジメント
第3節 経済価値での把握
第4節 期間損益と経済価値の相互補完
第5節 損益・リスクシミュレーション
第6節 ALMに内在する個別論点
第6章 市場リスク管理の将来
第1節 市場リスクと他のリスクとの関係
第2節 ICTの発展
第3節 世界経済の動向
第4節 地政学的リスク
第5節 NBFIの拡大
第6節 デジタル金融と市場リスク
第7節 金融規制の動向と市場リスク
栗谷 修輔(くりたに しゅうすけ)
キャピタスコンサルティング株式会社プリンシパル、シグマベイスキャピタル株式会社フェロー、東京リスクマネジャー懇談会代表
1993年早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。日本長期信用銀行、興銀証券(現みずほ証券)にてリスク管理、金融商品開発に従事。2000年データ・フォアビジョン株式会社入社。金融機関に対してリスク管理システムの企画設計・開発、データサイエンス、コンサルティングを行う。2011年12月にキャピタスコンサルティング入社。
公認内部監査人(CIA)。公認情報システム監査人(CISA)。
主な著書に『【実践】銀行ALM』『金融機関の市場リスク・流動性リスク管理態勢』『リスクマネジメントキーワード170』『【全体最適】の銀行ALM』『金融リスクマネジメントバイブル』『市場リスク・流動性リスクの評価手法と態勢構築』(いずれも共著。金融財政事情研究会)など。