定価:1,980円(税込)
編・著者名:編著者 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業/新発田 龍史
発行日:2022年12月28日
判型・体裁・ページ数:四六判・208ページ
ISBNコード:978-4-322-14220-4
●中小企業経営者が地域金融機関の活用術を知るための1冊!
●中小企業のさらなる成長のため、地域金融機関は様々なノウハウを蓄積しています。その一方で、中小企業は海外進出、DX、ヘルスケア経営、多角化など、様々な選択ができる時代の中で、「良き相談相手」を探しています。
●本書は、中小企業経営者がさらなるビジネス展開を図るための「地域金融機関の活用術」を紹介します。
第1章 資金調達と地域金融機関
■買収したい企業がありますが、手元にあまり資金がありません。何か方法はあるでしょうか。
■当社は、既に銀行から多額の借入をしており、これ以上借入をすることができません。また、株も発行したくありません。資金調達方法として、どのような方法がありますか。
ほか6問
第2章 ビジネス推進と地域金融機関
■グリーン・ファイナンス、トランジション・ファイナンス、サステナビリティ・リンク・ローンのそれぞれの特徴と違いは何でしょうか。
■プロジェクトファイナンスを活用した資金調達を行いたいと考えています。プロジェクトファイナンスにはどのような利点があるでしょうか。
ほか11問
第3章 組織再編・海外進出と地域金融機
■後継者候補がいないため、親族や従業員以外の第三者に会社を売却したいと考えています。しかし、先代の父親から事業を承継しているため、会社設立時からの株主構成の変遷等について把握できていません。どのような点に気を付けるべきでしょうか。
■会社を売却したいと思っていますが、どのような方法がありますか。また、具体的な方法の選択や実施にあたっての留意点を教えてください。
ほか2問
第4章 地域金融機関の機能・サービス──より地域金融機関を活用するために
■原材料を仕入れたいのですが、次の売掛金の入金まで間があるため、短期での資金調達を希望します。ところが、コロナ融資の負債額が大きいため、金融機関から追加融資を受けることが難しい状況です。ほかに方法はあるでしょうか。
■近年は、人材の安定確保が大変なこともあり、社員に健康で安心して長く働いてもらうことで、社員にも求職者にも当社に魅力を感じてほしいと考えています。具体化するにはどうしたらよいでしょうか。
ほか12問
第5章 地域金融機関をめぐる動向──地域金融はどのような課題を抱えているか
■AML/CFTに関して、FATF第四次対日相互審査の結果が公表されたと聞きました。金融機関に対してどのような影響がありますか。
■地域金融機関を取り巻く経営環境は厳しいと聞きました。地域金融機関に将来性はあるでしょうか。
ほか6問
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
1994年設立当初から定評を得ている金融分野に加え幅広いサービスを提供する総合法律事務所。2005年国内系法律事務所として初めて完全・独立の形で外国法共同事業を開始。ニューヨーク・ロンドン・フランクフルトに海外拠点、国内に福岡提携オフィスを有し、国内外の様々なニーズに対応可能な体制を構築。業務経験豊富な弁護士、外国法事務弁護士、外国弁護士等を擁し、複数の専門誌から高い評価を得ている。
新発田 龍史(しばた たつふみ)
金融庁監督局参事官(地域金融担当)。1993年東京大学法学部卒業後、大蔵省入省。2009年金融庁総務企画局総務課人事企画室長、2011年同政策課総括企画官、2012年国際協力銀行ロンドン駐在員事務所上席駐在員、2015年財務省主税局主税企画官、2017年金融庁総務企画局組織戦略監理官、2018年同総合政策局組織戦略監理官、2019年同監督局銀行第一課長兼監督局総務課国際監督室長、2020年同監督局銀行第二課長を経て、2022年6月現職。