シンプル解説 オルタナティブ/サステナブルローン

書籍紹介

案件組成―交渉―稟議の友

◆金融機関が預金で集めた資金を地元企業だけではなく、資本市場、海外市場、さまざまなプロジェクトに供給するための「仕組み」を網羅

◆地球環境や人間社会の改善に資するプロジェクトへの資金供給に係る新たなカテゴリー、サステナブルファイナンスをローンのかたちで実行するために満たすべき「要件」を明確かつ簡潔に解説

◆案件組成、関係者との交渉、社内稟議の際の参考資料として最適の１冊

推薦の言葉

「地域と社会を持続可能にするために金融の果たす役割は大きい。サステナブルファイナンスという概念を具体的な形にするための実務的な手引書である本書は、金融機関の実践を大きく後押しするものと期待している」　水口剛（高崎経済大学学長）

「本書は、金融機関だけでなく、気候変動やSDGsを柱に新規事業を生み出そうとしているすべての事業会社の担当者が手に取るべき一冊だ。金融機関と事業会社が手を携えて、社会にインパクトを与える事業を社会実装するための武器が本書の中にある」　藤沢久美（株式会社国際社会経済研究所理事長）

主要目次

Ⅰ　不動産ファイナンス

　Ⅰ－１　不動産ノンリコースローン

　Ⅰ－２　J－REIT向けローン

　Ⅰ－３　私募REIT向けローン

Ⅱ　証券化

　Ⅱ－１　住宅ローン流動化

　Ⅱ－２　アパートローン流動化

　Ⅱ－３　割賦債権流動化

　Ⅱ－４　リース料債権流動化（多数債務者）

　Ⅱ－５　リース料債権流動化（単数債務者）

　Ⅱ－６　手形（電子記録）債権流動化（多数債務者）

　Ⅱ－７　手形（電子記録）債権流動化（単数債務者）

　Ⅱ－８　売掛債権流動化（単数債務者）

Ⅲ　オブジェクトファイナンス

　Ⅲ－１　航空機ファイナンス－JOLCO（ECA保証）

　Ⅲ－２　航空機ファイナンス－JOLCO（ECA保証なし）

　Ⅲ－３　船舶ファイナンス

Ⅳ　プロジェクトファイナンス

　Ⅳ－１　プロジェクトファイナンス（ECA保証）

　Ⅳ－２　メガソーラープロジェクトファイナンス

　Ⅳ－３　PFI

Ⅴ　コーポレートファイナンス

　Ⅴ－１　劣後ローン

　Ⅴ－２　バイアウトファイナンス

Ⅵ　リパッケージ

　Ⅵ－１　CBリパッケージローン

　Ⅵ－２　SBリパッケージローン

　Ⅵ－３　CLOリパッケージローン

Ⅶ　リスクパートイン

　Ⅶ－１　クレジットリンクローン（CLL）（シングルネーム）

　Ⅶ－２　エクスポージャーリンク型ABL

　Ⅶ－３　貸付債権譲渡

　Ⅶ－４　ローンパーティシペーション

Ⅷ　サステナブルファイナンス

　Ⅷ－１　ポジティブインパクトファイナンス

　Ⅷ－２　サステナビリティリンクローン

　Ⅷ－３　トランジションファイナンス

　Ⅷ－４　グリーンローン

　Ⅷ－５　ソーシャルローン

監修者・著者紹介

北原　一功（きたはら　いちのり）

格付投資情報センター執行役員ストラクチャードファイナンス本部長・チーフアナリスト、流動化証券化協議会理事。1988年日本債券信用銀行入行後、不動産や企業向け融資、航空機ファイナンス、M&Aなどの業務を経験。1997年日本公社債研究所（現格付投資情報センター）に入社。金融セクター・証券化などのアナリストを経て現職。R&Iのサステナブルファイナンス評価立ち上げに携わる。

池田　正嗣（いけだ　まさつぐ）

静銀リース取締役常務執行役員・経営企画部長・インパクト志向金融宣言運営委員。1991年三菱信託銀行（現三菱UFJ信託銀行）入社後、不動産部、市場金融部、営業部、企業金融部などで不動産仲介、債権流動化、企業向け融資、大企業向けソリューション営業などを経験。2005年静岡銀行入行、法人部、営業部、ソリューション営業部などで、ストラクチャードファイナンス、環境金融、事業承継、確定拠出年金、法人決裁業務などに従事を経て2020年よりソリューション営業部担当部長、2022年より現職。