新キャピタリズム時代の企業と金融資本市場『変革』: 「サステナビリティ」と「インパクト」への途

新キャピタリズム時代の企業と金融資本市場『変革』: 「サステナビリティ」と「インパクト」への途

定価:3,520円(税込)

編・著者名:加藤 晃/野村資本市場研究所サステナブルファイナンス3.0研究会[編著]

発行日:2022年12月15日

判型・体裁・ページ数:A5並製・384ページ

ISBNコード:978-4-322-14190-0

書籍紹介

「新しい資本主義」をめぐる多岐にわたる論点をこの1冊に集約

◆「サステナビリティ」、「インパクト」は企業や金融資本市場をどう変える?

・企業価値評価における非財務的要素の重視

・「パーパス:志本主義」経営の台頭

・役員報酬ガバナンス

・従業員のファイナンシャル・ウェルネス

・脱炭素化による経済成長

◆サステナブルファイナンスの行く先は

・その歴史的変遷と今後

・国内外インパクト投資の状況

◆情報開示や報告、監査はどのように変わる?

・サステナビリティ開示と保証

・人的資本の報告

・インパクト加重会計

◆企業と株主・投資家との「新しい関係」とは?

・株主主権の現代的な意義

・米国のベネフィット・コーポレーション

・機関投資家の責任投資

・企業のESG評価

本書の主な内容

◆解 題 コーポレートガバナンス改革から企業・金融資本市場の「新しい地平」へ

 西山賢吾(野村資本市場研究所主任研究員)

◆第1章 サステナブルファイナンス時代の到来と企業価値評価

 北川哲雄(青山学院大学名誉教授・東京都立大学特任教授)

◆第2章 サステナブルファイナンスの歴史的変遷と今後

 藤井良広(一般社団法人環境金融研究機構代表理事)

◆第3章 株主主権下のサステナブル経営

 田中 亘(東京大学社会科学研究所教授)

◆第3章 補論 米国のベネフィット・コーポレーション

 橋口 達(野村資本市場研究所研究員)

◆第4章 「新SDGs」と「パーパス:志本主義」経営

 名和高司(一橋大学ビジネススクール客員教授)

◆第5章 サステナブル経営時代の役員報酬

 安藤 聡(オムロン取締役)

◆第6章 ESGの「見えざる価値」を企業価値につなげる

 柳 良平(エーザイシニアアドバイザー)

◆第6章 補論 持続可能な社会の一助となりうるインパクト加重会計

 江夏あかね(野村資本市場研究所野村サステナビリティ研究センター長)

◆第7章 機関投資家の責任投資と環境、社会課題への取組み

 松原 稔(りそなアセットマネジメント執行役員責任投資部担当)

◆第7章 補論1 ESG評価にみる国内企業のESGへの取組みの現状と課題

 富永健司(野村資本市場研究所主任研究員)

◆第7章 補論2 情報提供者からみた開示拡充への「期待」と「懸念」

 山本裕子(野村ホールディングスサステナビリティ推進室企画課長)

◆第8章 人的資本の報告に対する関心の高まりと課題

 小澤ひろこ(ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会)/加藤茂博(ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会)

◆第8章 補論 従業員のファイナンシャル・ウェルネス向上

 野村亜紀子(野村資本市場研究所研究部長)

◆第9章 サステナビリティ情報開示と保証

 久禮由敬(PwCあらた有限責任監査法人パートナー)/盛 浩之(PwCあらた有限責任監査法人パートナー)

◆第10章 資本主義の非物質化、脱炭素化と経済成長 諸富 徹(京都大学大学院経済学研究科教授)

◆第11章 インパクト投資:社会・環境課題解決型資金の流れ

 安間匡明(社会変革推進財団エグゼクティブアドバイザー)

◆第12章 企業と株主・投資家との新しい関係を探る

 西山賢吾(前出)

◆編著者あとがき

 加藤 晃(東京理科大学大学院経営学研究科技術経営専攻教授)