貨幣の窮極にあるもの

貨幣の窮極にあるもの

定価:1,870円(税込)

編・著者名:津曲 俊英[著]

発行日:2023年02月01日

判型・体裁・ページ数:四六・並・240ページ

ISBNコード:978-4-322-14187-0

書籍紹介

貨幣とは何か

貨幣はどこから来るのか

貨幣が機能する条件とは?

ビットコインは貨幣なのか

◆貨幣発生の契機や機能を深掘りし、貨幣が実用に耐えるための仕組み・工夫に迫る。

◆アメリカや日本の歴史をたどるとともに、貨幣の偽造問題や、暗号資産(仮想通貨)、中央銀行デジタル通貨(CBDC)などのデジタルマネーについても考察。

◆日銀券の改刷(2004年)を担当した著者が考える「貨幣の窮極にあるもの」とは? 貨幣のベールを剥がす道筋を示す。

主要目次

第1章 貨幣という言葉の多義性

1 お金に関する言葉の使われ方

2 貨幣という言葉が示す6つの概念

3 暗号資産(仮想通貨)は貨幣か

4 「貨幣」という言葉が扱われるときの意識

第2章 貨幣の発生と展開、機能

1 「交換」と貨幣

2 貨幣発生の契機

3 交換と売買・支払いが成立する前提

4 貨幣の展開Ⅰ アメリカ

5 貨幣の展開Ⅱ 日本

6 貨幣は交換媒介として考えれば済むわけではない

第3章 貨幣が交換機能を果たすための条件

1 貨幣が売買を通じて果たす交換機能の4次元

2 交換機能を果たすための5条件

第4章 貨幣の適応と工夫

1 形態でみる工夫

2 発行体でみる工夫

3 社会性と発行・管理運営

第5章 貨幣の存在がもたらす諸課題

1 混在することの非効率性と合理性

2 貨幣を統一・単一化したことの結果

3 貨幣発行に関する裁量性と恣意性

4 外国為替レートの発生と対処

5 貨幣の偽造問題(地域通貨と関連して)

6 新しい貨幣の生成と対応

第6章 貨幣の窮極にあるものとは

1 「価値(計算)単位」としての貨幣と「交換手段」としての貨幣

2 貨幣(価値概念)と「貨幣とされているもの」(具象化したもの)

3 貨幣は我々にとって所与ではない

著者紹介

津曲 俊英(つまがり としひで)

1978年に大蔵省(現財務省)入省後、金融部局、理財局国庫課長、財務総合政策研究所次長などを経て、2017年より津田塾大学総合政策学部教授。