定価:2,750円(税込)
編・著者名:有吉 章/酒井 重人[編著]伊東 寛/引頭 麻実/上山 隆大/大久保 琢史/大槻 奈那/奥村 隆一/勝 悦子[著]
発行日:2022年11月01日
判型・体裁・ページ数:A5・並製・296ページ
ISBNコード:978-4-322-14184-9
大規模地震災害、財政破綻、少子高齢化、戦争、地球温暖化、デジタルイノベーションの立ち遅れ、高等教育の劣化…
日本は生き残ることができるのか?
◆各界の第一人者たちが日本を取り巻くさまざまな脅威、それらの衝撃度、政策的な対応状況、その問題点、必要とされる行動を深堀りして分析。
◆日本が直面する非連続的なリスク・対応策・シナリオを研究する「ジャパン・リスク・フォーラム」における、論者と実業界のリーダーたちとの議論を収録。
◆一個人・一企業がコントロールできない事象への準備・対応を余儀なくされている、企業経営および政策立案を担う役員・スタッフにとって必須の書。
解 題 ………酒井 重人
第1章 日本の大規模地震災害リスクと国家レベルのBCP対応
………指田 朝久
第2章 国債危機は起きるのか
………有吉 章
第3章 わが国の人口減少・少子高齢化と政策対応:長期的視点
………田近 栄治/大槻 奈那/奥村 隆一
第4章 米国の政治状況、ロシアのウクライナ侵攻と日本の安全保障
………ジョセフ・クラフト
第5章 新しい戦争―安全保障上のサイバーリスク―
………伊東 寛
第6章 気候変動リスクとカーボンニュートラルへの対応―高コストリスク―
………鈴木 英夫
第7章 カーボンニュートラルとサステナブル・ファイナンス―企業、金融機関、国際機関の取組み―
………引頭 麻実/陳野 浩司
第8章 国際金融センターとしての日本の役割―脱炭素化を支える日本の国際金融センター―
………中曽 宏/(対談)駒形康吉
第9章 デジタルファイナンスが日本にどのような影響を与えるか
………瀧 俊雄/(対談)大久保琢史
第10章 第6期科学技術イノベーション基本計画の未来社会ビジョン
………上山 隆大
第11章 日本における高等教育の課題―「研究力低下」への対応―
………勝 悦子
第12章 再考 日本のリスクへの戦略的な対応とは
………原 誠一/酒井 重人
有吉 章(ありよし あきら)
一般社団法人ジャパン・リスク・フォーラム代表理事・会長。国際大学特任教授。東京大学工学部卒、オックスフォード大学Ph.D.(経済学)。1976年大蔵省入省。銀行局、証券局、国際金融局、金融庁等で金融行政、国際金融政策に携わる。副財務官、大臣官房審議官などを歴任。また国際通貨基金(IMF)においても、1998年から2000年に金融為替局(現通貨金融システム局)の局長補などを務め、欧州復興開発銀行(EBRD)調査局等にも在籍。2005年から2010年までIMFアジア太平洋地域事務所長。
酒井 重人(さかい あつひと)
一般社団法人ジャパン・リスク・フォーラム理事・幹事代表。グッゲンハイムパートナーズ株式会社取締役副会長、シニアマネージングディレクター。1977年東京大学経済学部卒業後、株式会社東京銀行入行。1990年クレディ・スイス入社、投資顧問常務取締役等。1998年スイス再保険会社入社、スイス・リー・キャピタルマーケッツ証券会社取締役東京支店長、グループ投資銀行部門業務執行委員会メンバー等。2009年ソシエテジェネラル証券会社東京支店副社長。2014年グッゲンハイムパートナーズ在日代表、同年グッゲンハイムパートナーズ株式会社代表取締役社長。2020年より現職。