清算・決済から知る日本国債: 市場における清算機関の役割

清算・決済から知る日本国債: 市場における清算機関の役割

定価:2,750円(税込)

編・著者名:日本証券クリアリング機構 国債店頭取引清算部[編著]

発行日:2023年03月28日

判型・体裁・ページ数:A5・並製・228ページ

ISBNコード:978-4-322-14159-7

書籍紹介

◆金融市場における中核的なインフラである清算機関のオペレーションやシステムを紹介。

◆清算業務の要である、清算参加者の破綻時の対応、証拠金実務、ストレステスト手法等を詳説。

◆日本国債の売買に加え、レポ取引、デリバティブ取引等を網羅。入門書としても最適!

清算機関は巨大な国債市場と日々どのように向き合っているのか?

日本国債の取引・清算・決済ルールを解明した唯一無二の1冊

主要目次

第1部 日本国債の概要

第1章 国債と財政

1.国債の位置づけ/2.国債の種類/3.国債の発行/4.国の財政

第2章 日銀の金融政策

1.中央銀行の役割/2.金融政策/3.金融調節/4.金融システム/5.海外の中央銀行

第2部 国債の流通市場

第3章 国債流通市場の歩み――金融機関による国債フルディーリング開始からRTGS決済の開始まで

1.はじめに/2.1985年:金融機関による国債フルディーリング開始/3.1997~1998年:2008年問題/4.1998年:取引所集中義務の撤廃/5.1999年:指標銘柄制度廃止/6.2001年:国債リオープン方式導入/7.2001年:国債決済のRTGS化

第4章 国債売買・レポ取引

1.国債流通市場の状況/2.国債の取引/3.国債取引の状況

第5章 デリバティブの基礎

1.はじめに/2.先物、オプション取引の概要/3.先物取引/4.先物取引の決済方法/5.オプション取引/6.オプション取引の決済方法/7.オプション取引の頻出用語

第6章 国債先物・国債先物オプション

1.JGB先物、JGBOPの成り立ち、現状/2.JGB先物・JGBOPの取引制度/3.取引時間/4.JGBOP/5.JGB VIX指数/6.国債デリバティブ市場の推移/7.最後に

第3部 清算機関

第7章 日本証券クリアリング機構の概要

1.清算機関とは/2.JSCCの沿革/3.JSCCの業務/4.ガバナンス・リスク管理/5.まとめ

第8章 日本における国債の清算機関の歩み

1.証券決済制度改革と国債における清算機関の必要性/2.日本国債清算機関の設立/3.リーマンショックと国債清算機関/4.決済リスク削減に向けた取組み

第9章 国際規制

1.総論/2.FMI原則/3.各国規制/4.バーゼル規制との関係

第4部 清算業務

第10章 国債清算業務の仕組み

1.国債の清算業務とは/2.清算業務の全体像/3.売買・現金担保付債券貸借取引・銘柄先決め現先取引に関する清算業務/4.銘柄後決め現先取引に関する清算業務/5.フェイルについて/6.FOS決済について/7.まとめ

第11章 国債清算機関のシステム

1.第一次システム(2005-2011)/2.第二次システム(2011-2015)/3.第三次システム(2015-2022)/4.決済期間短縮化(T+1化)対応/5.第四次システム(2022-)

第12章 国債決済期間T+1化対応

1.国債決済期間T+1化に向けた検討/2.国債取引の決済期間の短縮(T+1)化に向けたグランドデザイン/3.日本証券クリアリング機構の取組み/4.JSCC決済期間短縮化(T+1化)制度の概要

第13章 銘柄後決めレポ取引の仕組み

1.GCレポ取引における決済のT+0化/2.銘柄後決めレポ取引の概要/3.清算対象取引 国債バスケットについて/4.銘柄後決めレポ取引の成立/5.債務引受け/6.バスケットネッティング/7.割当可能残高通知の提出/8.銘柄割当て/9.銘柄割当て結果等の通知/10.銘柄後決めレポ取引の決済

第14章 レポ市場における銘柄後決め現先取引導入の影響と最近の状況

1.レポ取引について/2.銘柄後決めレポ取引の導入/3.現先取引への移行/4.清算機関への影響/5.おわりに

第5部 リスク管理

第15章 国債清算におけるリスク管理

1.清算参加者の破綻による損失をカバーする財源/2.証拠金/3.清算基金/4.参加者破綻時の損失補填財源/5.リスク管理制度の見直し/6.最後に

第16章 リスク管理におけるテスト

1.概要・背景/2.証拠金制度の十分性の検証/3.損失補償制度の十分性の検証/4.財源が不十分となった場合の対応

編著者(執筆当時)

日本証券クリアリング機構 国債店頭取引清算部

株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)は株式会社日本取引所グループ(JPX)傘下の清算機関であり、取引所取引(PTS含む)、店頭(OTC)デリバティブ取引(CDS取引・金利スワップ取引)および国債店頭取引の清算業務を行っている。清算機関は、取引の債務を引き受け、効率的な授受のためにネッティングを行う。複数の市場参加者の相手方として決済を行うことから、セントラル・カウンターパーティ(CCP)と称される。

国債店頭取引清算部では、日本国債を対象にした売買とレポ取引(現先取引・現金担保付債券貸借取引)の清算業務を行っている。2005年に株式会社日本国債清算機関として日本国債の清算業務を開始、2013年にJSCCと統合し現在に至る。2018年には銘柄後決め現先取引を導入した。