印鑑の基礎知識-知らないではすまされない- 改訂版

印鑑の基礎知識-知らないではすまされない- 改訂版

定価:1,540円(税込)

編・著者名:金融実務研究会[著]寺澤 正孝[監修]

発行日:2022年03月01日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・156ページ

ISBNコード:978-4-322-14039-2

書籍紹介

好評を博し版を重ねた同書の改訂版!

 近年、政府の方針もあって公的書類の脱ハンコが進んだ。しかしながら、日本ではまだ依然として印鑑の法的効力は高い。本書は、最新の状況をふまえ、印鑑・署名・記名押印の法律的な基本的知識をQ&A方式でわかりやすく解説した入門書である。筆者は長年にわたり金融実務について勉強会を開催している弁護士・税理士・司法書士・銀行員で構成。金融機関職員、一般社会人およびこれから社会にでる内定者、学生必読の書である。

主要目次

第1章 印鑑と署名(記名押印)

印鑑の役割/署名と記名押印/実印・銀行印・認印/拇印と書き判/契印と割印、止め印/訂正印と捨印/収入印紙と消印/クレジットカードの署名

第2章 印鑑登録制度と実印

個人の印鑑登録制度/法人の印鑑登録制度/実印・印鑑登録証明書の役割/個人の印鑑の登録/法人の印鑑の提出/個人の印鑑登録証明書の請求/法人の印鑑証明書の請求/個人の実印の変更/法人の登記所届出印の改印 

第3章 署名(記名押印)する文書

売買契約とハンコ(印鑑)/不動産売買とハンコ(印鑑)/委任状とハンコ(印鑑)/内容証明郵便とハンコ(印鑑)/署名(記名押印)の必要な文書/確定日付/文書の保管

第4章 会社のハンコと署名(記名押印)

会社のハンコの種類/会社の実印はいつ使うのか/支店長や部門長による署名(記名押印)とハンコの管理/各種法人の署名(記名押印)

第5章 金融取引と印鑑

普通預金取引と届出印/当座預金と実印/印鑑照合

第6章 印鑑・署名(記名押印)に関する事故

ハンコの盗難・紛失/捨印・白紙委任状によるトラブル/契約書が無効にされた場合/署名の偽造/文書偽造の罪

第7章 電子証明書・電子署名

電子証明書と電子署名/電子認証/電子証明書の取得

付 行政手続における押印廃止の動向

著者紹介

石井 俊一 司法書士・行政書士(石井綜合事務所)、伊藤 正喜 弁護士(伊藤小池法律事務所)、宇津木 旭、尾久 陽子 行政書士(おぎゅう行政書士事務所)、億田 諭 弁護士(億田法律事務所)、加藤 浩康(ビジネス研究所所長)、鈴木 雅之 弁護士(松嶋総合法律事務所)、竹澤 大格 弁護士(汐留総合法律事務所)、竹林 啓司 金融実務研究会幹事、 雄介 弁護士(汐留総合法律事務所)、深山 陽一 金融実務研究会幹事、宮地 昌之 税理士(宮地会計事務所代表)、吉元 利行 現代ビジネス法研究所代表。

監修者紹介

松嶋総合法律事務所 弁護士 寺澤 正孝

早稲田大学卒業、昭和54年弁護士登録。松嶋総合法律事務所は、昭和23年に飯澤重一(日本体育協会・元専務理事)により設立された飯澤重一法律事務所を前身とし、昭和33年に松嶋泰の加入を機に総合事務所としての体裁が整い、以降、カード会社、信販会社、広告代理店、製紙会社、医療機器や繊維製品の専門商社、自動車部品販売会社、調査・研究機関、建設会社等多様な業種の顧客に対し、幅広いリーガル・サービスを提供している。