プライベート・エクイティとESG

プライベート・エクイティとESG

定価:3,960円(税込)

編・著者名:[編者]日本バイアウト研究所

発行日:2021年12月28日

判型・体裁・ページ数:A5判・上製・344ページ

ISBNコード:978-4-322-14012-5

書籍紹介

ファイナンス実務家に必携の書

日本においてESGに関する議論が進展するなかで、プライベート・エクイティ・ファンドの投資活動におけるESG要素の考慮について論じた本邦初の専門書。
日本のバイアウト・ファンドの投資先企業におけるESGの推進事例も紹介。また、非上場の中堅・中小企業にもESGへの対応が求められていくなかで、さらなる発展を目指した今後の展望について考察。

主要目次

第Ⅰ部 プライベート・エクイティ領域におけるESGの潮流と実務
第1章 ESGの潮流とプライベート・エクイティ領域における二つの視点~ジェネラル・パートナーとリミテッド・パートナーとの協働に向けて~
第2章 海外のプライベート・エクイティ領域におけるESGの潮流~日本でのベストプラクティスの実践のために~
第3章 バイアウト・ファンドへの投資におけるESG~ゲートキーパーの視点からの考察~
第4章 中堅・中小企業の事業承継案件におけるESGの視点~社会性と問題解決へのアプローチ方法~
第5章 プライベート・エクイティの周辺領域のESG~海外マネジャーの動向とゲートキーパーとしての取り組み~
第6章 バイアウト投資におけるESGデューデリジェンスとサステナブル経営~日本の中堅・中小企業の持続可能な成長を目指して~
第7章 プライベート・エクイティ領域におけるESGの法務の視点~受託者責任とバイアウト投資に関連する論点を中心に~

第Ⅱ部 バイアウト・ファンドの投資先企業におけるESGの推進事例
第8章 投資先企業のサステナビリティ経営を実現するバイアウト・ファンドの取り組み~コスモライフとキューサイの事例~
第9章 ESG推進による企業の持続可能性と価値向上に向けた取り組み~リフェニックスインターナショナルとマルホンの事例~

第Ⅲ部 課題と将来展望
補論 日本のバイアウト市場の深化~ESG投資とESG融資の両輪に向けて~
Interview1 日本における非上場の中堅・中小企業のESGへのアプローチ~事業特性と考慮した取り組み~
Interview2 日本のバイアウト・ファンドの投資先企業におけるESG経営の論点~レスポンシブル・エグジットを意識した一体的な取り組みの推進~
Interview3 海外のプライベート・エクイティ・ファンドのESGの取り組みから学ぶ~ゲートキーパーの立場からの日本への示唆~
Interview4 日本におけるESGプロフェッショナル人材の現状と将来展望~ジョブディスクリプションの明確化を前提とした人材の流動化に向けて~

座談会 日本のバイアウト・ファンドによるESGへの取り組みの現状と展望~バリューアップへの貢献とさらなる発展を目指して~

巻末「ESG・PE用語集」