未払賃金立替払制度実務ハンドブック 第2版

書籍紹介

迅速・適正な立替払いのために！

■「未払賃金立替払制度」の枠組みをこの１冊で網羅
■倒産処理実務に精通した弁護士と労働者健康安全機構の実務担当者の全面的な協力により実現した待望の最新第２版
■倒産処理実務に関わる弁護士と弁護士事務職員、社会保険労務士等関係者必携の書

主要目次

第１章　はじめに
未払賃金立替払制度の概要／はじめて未払賃金立替払制度　ほか
第２章　制度の概要
立替払いの要件／破産管財業務の中の位置付け／歴史と沿革／立替払いの原資／労働者健康安全機構の概要　ほか
第３章　制度の利用にあたっての留意点
不正防止のための留意点／証明を行う際の留意点／申立代理人の視点／即時解雇の際の留意点／破産管財人への引き継ぎ　ほか
第４章　事業主に係る要件
事業主の要件／１年以上の事業活動／労災保険の適用事業　ほか
第５章　労働者に係る要件
労働者の要件／法人の代表者・取締役などの取扱い／経営者の親族／労働者性（建設手間請け従事者・傭車契約の運転手・在宅勤務者など）／船員／公序良俗に反する業務　ほか
第６章　退職日に係る要件
退職日の要件／退職時期確認の際の留意点／民事再生から破産に移行した場合／保全管理人と証明権者　ほか
第７章　定期賃金に係る要件
定期賃金の証明／対象となる定期賃金／未払いの定期賃金証明の際の留意点／昇給、賞与、解雇予告手当／日割計算／未払いの時間外手当　ほか
第８章　退職金に係る要件
退職金の証明にあたっての留意点／退職金に関する確認事項／未払退職金の把握／退職金支給実績の調査依頼があった場合／退職金額の算定　ほか
第９章　機構の審査と管財人の対応
機構の審査項目・機構への提出資料／未払賃金確認の際の留意点／元従業員への情報提供／スムーズな立替払いのための工夫／請求書・証明書の提出手順／立替払請求後の流れ／労働基準監督署長の確認　ほか
第10章　請求・証明の変更
証明の取下げ・修正／追加の証明（２回目の証明）／立替払請求後の破産財団からの弁済／立替払いが受けられない場合　ほか
第11章　管財人の従業員への対応
元従業員に留意してもらいたいこと／解雇予告手当の破産手続における取扱い／解雇予告手当の計算方法　ほか
第12章　諸問題
立替払金に係る税金／外国人労働者の留意点／氏名の変更／請求者の死亡／不正受給への制裁　ほか
第13章　立替払金の求償と弁済
立替払金の充当／立替払金の労働債権性／立替払金の充当・破産手続との関係／財団債権と優先的破産債権の仕分作業　ほか
第14章　労働債権の取扱い
破産における労働債権／民事再生・会社更生における労働債権の取扱い／労働債権の優先順位／労働債権の弁済・配当と源泉徴収義務／労働債権の消滅時効　ほか
第15章　今後のために
立替払いの円滑な実施のために／破産管財人としての今後の取組み／立法提言　ほか
参考資料