飲みの技法

飲みの技法

定価:2,200円(税込)

編・著者名:V.Obsopoeus[著]/原澤 隆三郎[訳]

発行日:2021年10月14日

判型・体裁・ページ数:四六・上製・260ページ

ISBNコード:978-4-322-13988-4

書籍紹介

「酒は飲んでも飲まれるな」
祝宴、饗宴、ほろ酔い、酩酊…古今東西、酒の飲み方は難しい
自分らしく楽しく飲みたいあなたに効く一冊!

 飲酒風俗は人類の歴史とともに常にあり、我が国においても記紀万葉の時代から連綿として語り継がれてきた。
 本書は、飲酒至上主義ともいうべき慣習が蔓延した宗教改革期のドイツ・バイエルンでまとめられた稀有な奇書の翻訳本である。家飲み、外飲み、酒宴それぞれの場における飲酒の作法、酩酊による酒害、飲酒を通じた人間関係や競争意識の醸成などの知識を、帝政ローマ時代の言語・韻律・教養を借景として綴られた「飲酒指導書」の教えは、現代にもそのまま通じる。
 飲む前に読む。飲みながら読む。飲んだ後に読む。心地よい酔いにいざなう一冊。

見開きで訳文と語釈付きのラテン語原文を記載、韻律の覚書きも別添、ラテン語の初級テキストとしても最適!

主要目次

はじめに
読者へ
巻 一 飲みの技法
巻 二 肖像と罪悪
巻 三 無敵の戦列
韻律の覚え書
おわりに

「原書は、三巻よりなる。巻一「飲みの技法」は、家飲み、外飲み、酒宴、と三つに場合を分けて、それぞれへの考察を加えている。巻二「肖像と罪悪」は、(中略)酩酊とそれに伴う酒害全般についての示唆を与える。巻三「無敵の戦列」は、(中略)酒の試合で如何に勝利するかを述べる」
本書「はじめに」より

訳者紹介

原澤 隆三郎(はらさわ りゅうさぶろう)
1951年東京都に生まれる。74年慶應義塾大学経済学部卒、三菱銀行入行。78年米国マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院経営科学修士。元三菱東京UFJ銀行専務取締役。コンシリアジャパン株式会社代表取締役。