定価:7,480円(税込)
編・著者名:公益社団法人日本証券経済研究所[企画・監修] 深見 泰孝・二上 季代司[編著]
発行日:2022年06月08日
判型・体裁・ページ数:A5・上製・636ページ
ISBNコード:978-4-322-13986-0
◆『地方証券史』(2019年8月刊)に続くオーラルヒストリー第2弾。
◆生き残りをかけた多様なビジネスモデルはどのように確立されたのか。
◆東京、名古屋、大阪の3大都市圏の準大手・中堅証券会社12社の経営者とのダイアローグ。
推 薦
神田秀樹氏
(学習院大学教授・東京大学名誉教授)
「多様かつ多彩な準大手・中堅証券会社の個社ごとに特色のあるリアルで貴重な記録」
白川方明氏
(前日本銀行総裁・青山学院大学特別招聘教授)
「史料からは伝わらない証券会社経営の歴史やその息吹を、当事者への聞き取りを通じて再構築した貴重な書」
森田敏夫氏
(日本証券業協会会長・野村證券株式会社元代表取締役社長)
「証券界の個性豊かな経営者たちが、半世紀にわたる業界の激変を生き生きと語っている」
第1部 準大手・中堅中小証券とは何か 二上季代司
1 はじめに/2 大手、準大手、中堅・中小の区分/3 証券業界の階層構造/4 1990年代――バブル崩壊後/5 銀行再編と証券再編/6 新たな業界構造の形成/7 おわりに
第2部 東京編
第1章 兜町のリーダーに聞く――藍澤基彌氏証券史談
第2章 特色あるブランド・ブティックハウスを目指して――武樋政司氏証券史談
第3章 証券界の重鎮が語る戦後証券史――加藤精一氏証券史談
第4章 兜町のリーダーに聞く――菊池廣之氏証券史談
第5章 兜町の重鎮に聞く――安陽太郎氏証券史談
第6章 証券界の重鎮が語る戦後証券史――石井久氏証券史談
第7章 証券界の重鎮に聞く――小貫員義氏証券史談
第8章 兜町のリーダーに聞く――渡邊靖國氏証券史談
第3部 大阪編
第1章 大阪証券界の重鎮に聞く――沖津嘉昭氏証券史談
第2章 大阪証券界の重鎮に聞く――片山通夫氏証券史談
第4部 名古屋編
第1章 名古屋証券界の重鎮に聞く――安藤正敏氏証券史談
第2章 地場証券界の重鎮が語る戦後証券史――木村茂氏証券史談
第5部 中堅証券の40年――決算から見た経営環境の変化とそれへの対応 深見泰孝
1 はじめに/2 業務多角化と中堅証券の総合証券化/3 総合化戦略の挫折と戦略転換/4 手数料自由化と中堅証券/5 リーマンショック後の変化/6 むすびにかえて
深見 泰孝(ふかみ やすたか)
駒澤大学経済学部准教授/公益財団法人日本証券経済研究所特任研究員
2009年 滋賀大学大学院経済学研究科博士後期課程修了 博士(経済学)
日本証券経済研究所研究員、主任研究員、駒澤大学専任講師を経て、2017年度より現職
二上 季代司(にかみ きよし)
公益財団法人日本証券経済研究所特任研究員/滋賀大学名誉教授
1980年 大阪市立大学大学院経営学研究科博士課程単位取得修了
1992年 大阪市立大学より学位授与 博士(商学)
日本証券経済研究所研究員、主任研究員、滋賀大学教授、日本証券経済研究所主任研究員、主席研究員を経て、2022年度より現職