分散投資を超えて ―アセットアロケーションの実践

分散投資を超えて ―アセットアロケーションの実践

定価:3,740円(税込)

編・著者名:セバスチャン・ペイジ[著]/鹿子木 亨紀[訳]

発行日:2021年10月20日

判型・体裁・ページ数:A5・並・344ページ

ISBNコード:978-4-322-13977-8

書籍紹介

運用の最前線では、
どのように意思決定がなされているのか
「リターン予測」「リスク予測」「ポートフォリオ構築」

◆各種分析におけるパラメータ選択の検討に加え、運用委員会のミーティングメモ、実際のポートフォリオ例まで運用の最前線における意思決定プロセスを全公開。
◆アセットアロケーション理論をカバーする広範な内容を、数式にかえてユーモア満載の語り口で解説。
◆分散投資理論の入門者から運用最前線のプロまで満足させる一冊。

主要目次

第Ⅰ部  リターン予測
第1章 均衡リターン、そしてネットで売られているインチキ薬について
第2章 バリュエーション、そしてクールエイドについて
第3章 短期バリュエーションシグナル、そしてコーヒーと卵黄について
第4章 短期マクロシグナル、あるいはトラックの運転について
第5章 モメンタム、そして星占いについて
第6章 リターン予測のまとめ、そして電子が持つ感情について
第Ⅱ部  リスク予測
第7章 リスクベース投資、そしてヨットの操縦について
第8章 長期リスク予測、そしてなんちゃってクオンツについて
第9章 相関、そして冷凍庫とオーブンについて
第10章 相関予測とテールリスク、そして絨毯について
第11章 ファットテール、そして全宇宙の分子の数について
第Ⅲ部  ポートフォリオ構築
第12章 資産クラスvsリスクファクター、そしてドクター・ストレンジについて
第13章 株式vs債券、そして精密兵器について
第14章 単期間ポートフォリオ最適化、そして規制薬物について
第15章 プライベート資産、そしてダチョウについて
第16章 アクティブvsパッシブ、そして医薬品チンピラについて
第17章 ポートフォリオ実例、そして早撃ち名人について

著者紹介

セバスチャン・ペイジ(Sébastien Page)
米資産運用大手ティー・ロウ・プライスのグローバル・マルチアセット部門ヘッドとして、3500億ドルの資産を運用するチームを統括している。同社のアセットアロケーション委員会にて、戦術的な投資判断の責任者として活動。同社のマネジメント・コミッティの一員でもある。2015年にティー・ロウ・プライスに入社する以前は、PIMCOのエグゼクティブ・ヴァイスプレジデントを務めた。

訳者紹介

鹿子木 亨紀(かのこぎ みちのり)
ニッセイアセットマネジメント株式会社 ソリューション・リサーチ・ヘッド。外資系コンサルティングファーム、外資系資産運用会社を経て2020年9月より現職。東京大学工学部計数工学科卒、京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修了(工学修士)、INSEAD MBA。CFA協会認定証券アナリスト。翻訳書に『ファイナンス機械学習』(2019、監訳、金融財政事情研究会)『アセットマネージャーのためのファイナンス機械学習』(2020、翻訳、金融財政事情研究会)『期待リターン』(2021、監訳、金融財政事情研究会)。