ケーススタディ 企業価値評価

ケーススタディ 企業価値評価

定価:3,980円(税込)

編・著者名:株式会社グラックス・アンド・アソシエイツ[著]

発行日:2021年07月01日

判型・体裁・ページ数:B5・並・204ページ

ISBNコード:978-4-322-13950-1

書籍紹介

追加情報

 

企業価値評価実務のオープンイノベーションを目指す!!

◆企業価値評価のプロセスを分解、オールカラーでチャート化。各ステップが全体のなかでどのような役割を果たすかを理解することによって、ステップ内の作業の理解も容易になる。
◆価値を導き出すうえで肝となる前提、変数(ドライバー)の設定方法を明示。会計の専門家でなくとも合理的に結論を導き出すことを可能とする。
◆企業のバランスシートで大きなシェアを占める不動産の価値評価法を詳述。金融機関が融資にあたって不動産に担保価値を見出すためにも有用。
◆メーカー、小売、飲食、ホテルを例にとって各業態のビジネスの分析方法を例示。ビジネスの特徴が、どのように財務数値に反映されるかを解明する。
◆読者が手を動かして実際に企業価値を算定するためのエクセル・シート付き。M&Aにとどまらず、融資や会社経営においても重要な役割を果たしうるバリュエーションの知識と技法を専門家の手から解放。電子書籍あり。

主要目次

第1章 企業価値の考え方
1 企業価値評価が必要な状況
2 企業価値の概念
3 企業価値の算定方法
4 企業価値の評価手法
5 企業価値評価の実例
第2章 企業価値評価におけるキャッシュフローの考え方
1 企業活動におけるキャッシュインフロー・アウトフロー
2 キャッシュフロー計算書
3 企業価値評価におけるキャッシュフロー
4 フリー・キャッシュフローの見積り
5 M&A取引におけるデューディリジェンス
第3章 企業価値評価の具体的方法 Vol.1
1 企業価値評価の手法
2 DCF法(資本コスト(WACC)の算定)
3 旧カネボウ株式買取価格をめぐる訴訟について
第4章 企業価値評価の具体的方法 Vol.2
1 類似会社比較法
2 純資産価額法
第5章 不動産価値評価の実務
1 不動産価格とは何か
2 企業価値評価手法と不動産価値評価手法
3 企業価値評価における時価純資産法と不動産評価
4 不動産評価の流れ
5 不動産評価手法の概要
第6章 企業価値評価の事例─メーカーおよび小売業の評価
1 製造業の評価
2 小売業の評価
第7章 企業価値評価の事例─旅館およびホテル業の評価
1 事業形態
2 外部事業環境分析
3 内部事業環境分析
4 資産価値評価
5 ケーススタディ
第8章 ロールプレイ─実際の企業価値評価を疑似体験する
1 作業の進め方─M&Aを想定したロールプレイ
2 実践その1【飲食チェーン店】
3 実践その2【所有直営方式のホテル】

著者紹介

株式会社グラックス・アンド・アソシエイツ デューディリジェンスをベースとして「金融と不動産の融合」を掲げたコンサルティングサービスを提供。財務、事業、不動産を専門とするグループが有機的に関連し合い、ワンストップサービス体制を確立することで、クライアントから厚い信頼を獲得している。 [HP]https://www.gracchus.co.jp/

中里 肇(なかざと はじめ)/代表取締役 1988年日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。 住専、リース、信販等ノンバンクの再生業務に長くかかわる。98年退職後は米系会計事務所にて日本における金融債権流動化ビジネスを外資系証券会社とともに推進。2000年、株式会社グラックス・アンド・アソシエイツ設立、代表取締役に就任。M&Aや事業再生、不動産関連のコンサルティングサービスに幅広く従事。国内外大手金融機関のクライアント多数。中央大学法学部卒。