グローバル金融規制と新たなリスクへの対応

グローバル金融規制と新たなリスクへの対応

定価:2,750円(税込)

編・著者名:佐々木 清隆 編著

発行日:2021年04月26日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・284ページ

ISBNコード:978-4-322-13850-4

書籍紹介

金融市場におけるリスク管理・ガバナンスの専門人材育成に向けて

金融のグローバル化、デジタライゼーションの進展、新型コロナウイルスの影響等、内外環境の急速な変化の中で、金融市場が直面する新しい課題に対応した規制のあり方や解決策はいかにあるべきか―金融庁の担当者を中心とした第一線の講師陣が語る、一橋大学大学院経営管理研究科の講義録を待望の書籍化!

主要目次

第1章 金融規制監督総論(目的・内容・手法等) 佐々木清隆
第2章 グローバル金融規制の現状
 2-1 健全性規制 石村幸三
 2-2 行為規制と証券市場監視 水口 純
 2-3 監査法人規制 井藤英樹
 2-4 コーポレートガバナンス改革 油布志行
第3章 新たなリスクへの対応
 3-1 コンダクトリスク 佐々木清隆
 3-2 金融デジタライゼーションへの対応①(規制) 松尾元信
 3-3 金融デジタライゼーションへの対応②(暗号資産等の監督) 森 拡光
 3-4 ESG、SDGs、気候変動リスク等 池田賢志
 3-5 企業不祥事の予防・発見・対応 竹内 朗
 3-6 コロナショックを通じた気づき 佐々木清隆
第4章 金融規制監督のグローバル連携
 4-1 金融規制に関する国際交渉 氷見野良三
 4-2 検査監督の執行におけるグローバル連携 佐々木清隆
第5章 金融規制監督の今後の課題 佐々木清隆

編著者紹介

佐々木清隆 一橋大学大学院経営管理研究科客員教授
東京大学法学部卒業。大蔵省(現財務省)入省。OECD、IMFでの勤務のほか、金融庁証券取引等監視委員会事務局長、公認会計士・監査審査会事務局長、総括審議官、総合政策局長を経て金融庁退官。2020年より現職。
【執筆者一覧】(肩書等は講義時点のもの)
石村 幸三 金融庁総合政策局リスク分析総括課長
水口 純  金融庁証券取引等監視委員会次長(2020年7月より財務省東海財務局長)
井藤 英樹 金融庁公認会計士・監査審査会事務局長兼金融庁総合政策局審議官(市場制度担当)(2020年7月より金融庁政策立案総括審議官)
油布 志行 金融庁企画市場局審議官(市場制度担当)(2020年7月より公認会計士・監査審査会事務局長を兼務)
松尾 元信 金融庁総合政策局政策立案総括審議官(2020年7月より証券取引等監視委員会事務局長)
森  拡光 金融庁総合政策局フィンテック監理官(2020年7月より金融庁監督局総務課郵便貯金・保険監督総括参事官)
池田 賢志 金融庁チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー(CSFO)(2020年7月より金融庁監督局保険課長)
竹内 朗  弁護士/公認不正検査士。プロアクト法律事務所代表パートナー
氷見野良三 金融庁金融国際審議官(2020年7月より金融庁長官)