「市場」ではなく「企業」を買う株式投資【増補版】

「市場」ではなく「企業」を買う株式投資【増補版】

定価:2,400円+税

編・著者名:川北 英隆[編著]菅原 周一/堀江 貞之/渋澤 健/伊井 哲朗/奥野 一成/中神 康議/光定 洋介/近藤 英男/石田 英和[著]

発行日:2021年02月19日

判型・体裁・ページ数:A5・並・316ページ

ISBNコード:978-4-322-13846-7

書籍紹介

コロナ後も“厳選投資”は有効なのか?

◆第一線のファンドマネジャー、機関投資家、研究者が企業選別の有効性を多面的に検証した株式投資のバイブルを、大幅増補。
◆2013年以降の市場、社会環境の激変を横目に”厳選投資“が常に王道たり得る理由とは。本書の投資哲学の普遍性・先進性を、最新のデータで改めて検証する。
◆株式市場から「投資にふさわしい収益を得る方法」を考えるうえでのヒント満載。資産運用のプロだけではなく、株式投資に関心を持つすべての人にとって、ぜひとも手元に置きたい一冊。

主要目次

第1章●「市場」は買えるのか 川北 英隆
株価にみる日本と欧米の格差拡大/PBRの1倍割れが生じる背景/大企業の資本効率性の低下/経済成長の低下が企業間の格差を拡大させる/日本の株式への投資のあり方/おわりに

第2章●高投資収益率企業の定量的特色 菅原 周一
はじめに/上場企業の過去の投資収益率の大きさと銘柄の分布/高収益率企業の定量的特色/投資収益率分布から考える厳選投資の可能性/厳選投資の可能性と限界/まとめ

第3章●脱市場投資のあり方──ロングオンリー絶対リターン型株式投資の内外事例
堀江 貞之
ロングオンリー絶対リターン型株式投資とは/絶対リターン型株式投資の特徴/絶対リターン型投資の2つの投資アプローチ/普及への条件/絶対リターン型投資の成長に向けて

第4章●長期投資に耐えうる企業群への投資──企業を選別して長期的に投資する
渋澤 健/伊井 哲朗
はじめに/長期的に企業価値を向上できる企業の特徴/投資先企業と投資家がつくる新しい価値創造

第5章●企業価値増大を楽しむ投資 奥野 一成
リターンの源泉/投資先企業の選定/企業価値評価/産業・企業分析の現場/まとめ

第6章●企業とともに成長する投資
中神 康議/光定 洋介
企業価値向上支援型投資/実際の投資先選定基準/主なバリューアップの手法/バリューアップ活動と実際に企業経営が変わった例/まとめ──経営進化のための株主の役割

第7章●年金からみた望ましい日本株式への投資
近藤 英男
年金運用のパフォーマンスを振り返る/株式投資の考え方/年金からみた日本株式投資アプローチ/おわりに

第8章●大阪ガス企業年金における国内株式運用管理
石田 英和
大阪ガスでの15年間の運用実績/運用機関の構成/投資戦略別の実績/超過収益(アルファ)の投資戦略別要因/おわりに

第9章●【座談会】インデックス運用か厳選投資か
株式投資の意義と位置づけ/インデックス運用か厳選投資か/アセットマネジャーの役割、義務、効用、現状/株式市場への期待と問題点

第10章●王道となった選別投資 川北 英隆
本章の目的と位置づけ/選別投資とは何なのか/7年間の経済環境の変化/株価の推移と格差/日本企業の格差の概観/企業間の格差とPBR/具体的な企業の事例/株式市場は選別投資を求める

編著者紹介

川北英隆(かわきた ひでたか)
京都大学名誉教授・同大学院経営管理研究部特任教授
京都大学経済学部卒業、博士(経済学)。日本生命保険相互会社(資金証券部長、取締役財務企画部長等)、中央大学国際会計研究科特任教授、同志社大学政策学部教授、京都大学大学院経営管理研究部教授を経て、現在に至る。著書として、『株式・債券市場の実証的分析』(中央経済社、2008)、『証券化―新たな使命とリスクの検証』(金融財政事情研究会、2012)ほか。