ブレグジット後の金融街シティとチャレンジャーバンクの可能性―アフターコロナで変わる新・金融サービスとデジタル銀行

ブレグジット後の金融街シティとチャレンジャーバンクの可能性―アフターコロナで変わる新・金融サービスとデジタル銀行

定価:2,530円(税込)

編・著者名:菅野 泰夫[著]

発行日:2021年03月12日

判型・体裁・ページ数:A5・並製・216ページ

ISBNコード:978-4-322-13834-4

書籍紹介

国際金融センター英国シティの二大テーマ
ブレグジットとチャレンジャーバンクを1冊に!

◆ブレグジットに至る紆余曲折と今後の通商交渉の行方を克明に現地レポート。
◆ブレグジットまでの経緯が時間軸でわかる「ブレグジット年表」を掲載。
◆銀行の概念すら変えようとするチャレンジャーバンクのビジネスモデルとは?

主要目次

第1章 国民投票から総選挙までの軌跡
1 国民投票からブレグジット交渉まで
2 1回目の離脱延期(2019年3月29日)からメイ首相の辞任
3 ジョンソン首相誕生から3回目の離脱延期(2019年10月31日)
4 保守党総選挙の大勝の背景

第2章 ブレグジット後の通商協定の見通し
1 離脱を決定づけたジョンソン首相の新離脱協定案(2020年1月31日、遂に離脱が実現)
2 チェッカーズ合意と通商協定の妥協、英国・EUの隔たり
3 コロナ危機以降の通商協定の行方
4 合意なき離脱への懸念が続いた英国
5 保守党の緊縮財政との決別、コロナ禍での財政赤字の拡大

第3章 今後の金融街シティは
1 相互認証を諦め同等性評価に舵を切る英国政府
2 実質的に合意なき離脱となった金融サービスと乖離する金融規制のリスク
3 金融街シティから脱出した金融機関

第4章 台頭するチャレンジャーバンク
1 チャレンジャーバンクの脅威
2 チャレンジャーバンクの課題
3 チャレンジャーバンクの構造比較

第5章 コロナ危機の余波に揺れるチャレンジャーバンクと欧州
1 コロナ危機で業態転換に踏み込むチャレンジャーバンク
2 ワイヤーカードの破綻はフィンテックバブル崩壊の前兆か
3 欧銀はコロナ禍を乗り切れるか
4 欧州の四大チャレンジャーバンク

著者紹介

菅野 泰夫(すげの やすお)
大和総研ロンドンリサーチセンター シニアエコノミスト
1999年株式会社大和総研入社。年金運用コンサルティング部、企業財務戦略部、資本市場調査部(現金融調査部)を経て2013年からロンドンリサーチセンター長、2020年から現職。研究・専門分野は欧州経済・金融市場、年金運用など