金融が解る 世界の歴史

金融が解る 世界の歴史

定価:2,200円(税込)

編・著者名:藤田 勉/幸田 博人[著]

発行日:2020年12月07日

判型・体裁・ページ数:四六・並・272ページ

ISBNコード:978-4-322-13585-5

書籍紹介

エリート金融パーソン必読!
市場を読むには、歴史を見よ。
過去のパンデミック、「新興」する旧世界帝国、
一枚岩ではないイスラム世界、欧・米の確執、
ユダヤ人とは何か、第三世界のDX潜在力
など、斬新なアングルで捉えた世界史へ
読者をいざなう国際教養の書。
グローバル金融の雄が世界の動向を予測する。

主要目次

第1章 感染症の世界史と新型コロナウイルス
1 世界の感染症の歴史とその教訓
2 新型コロナウイルスが世界経済と金融市場に与える影響

第2章 高まる反グローバリズムと地政学リスク
1 世界が反グローバリズムに向かう歴史的背景
2 歴史的な潮流の三つの視点

第3章 トランプ大統領の登場は歴史の必然
1 孤立主義が米国の外交・安全保障戦略のDNA
2 キリスト教福音派の強力な政治力
3 米国の産業界で成功するユダヤ人
4 トランプ大統領を生んだ社会構造
5 バブル発生と崩壊の歴史から見た株式相場

第4章 英国離脱と欧州連合不安定化の構造要因
1 独仏激突が世界大戦を生んだ
2 英国民はEU離脱を選択した

第5章 世界最強の経済大国を目指す中国
1 華夷思想が支配する中国の外交戦略
2 中国とロシアの支援を受ける北朝鮮
3 米中摩擦の長期化は不可避

第6章 中東は世界の火薬庫
1 中東はアジア、アフリカ、欧州の結節点
2 欧米による中東への介入の歴史

第7章 アジアとアフリカのポテンシャリティ
1 植民地支配が進んだアジアとアフリカ
2 アジアとアフリカの将来性

著者紹介

藤田 勉(ふじた つとむ)
一橋大学大学院経営管理研究科特任教授、一橋大学大学院フィンテック研究フォーラム代表。
一橋大学大学院修了、博士(経営法)。シティグループ証券取締役副会長、経済産業省企業価値研究会委員、内閣官房経済部市場動向研究会委員、北京大学日本研究センター特約研究員、慶應義塾大学講師などを歴任。2006~2010年日経アナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。
幸田 博人(こうだ ひろと)
一橋大学大学院経営管理研究科客員教授、一橋大学大学院プライベート・エクイティ研究フォーラム代表。
一橋大学経済学部卒。日本興業銀行入行、みずほ証券執行役員、常務執行役員、代表取締役副社長等を歴任。現在(2018年7月~)、株式会社イノベーション・インテリジェンス研究所代表取締役社長、リーディング・スキル・テスト株式会社代表取締役社長、産業革新投資機構(JIC)社外取締役、京都大学経営管理大学院特別教授、SBI大学院大学経営管理研究科教授など。