定価:1,760円(税込)
編・著者名:田島 達也 [著]
発行日:2021年01月27日
判型・体裁・ページ数:四六・並製・204ページ
ISBNコード:978-4-322-13574-9
金融マンとしての正しい行いとは何か?
信用金庫からITベンチャーに転身し、全国の金融機関と事業者をつなぐプラットフォーム構想を進める「破天荒バンカー」の物語
真の「地域活性化」に貢献するために、金融機関にはやるべきことがまだまだある!
金融機関と地域の企業をテクノロジーでつなぐサービス「Big Advance」の発案、導入提案を行ってきた著者が、実体験に基づく金融機関の現場の課題と、これからのあるべき姿を説く。
第1章 2000年~2019年まで、金融機関の現場でみてきたこと
あなたのバンカーとしての使命は何ですか?/融資業務を学ぶ/個人顧客との関係づくり/考えることを失った/リーマンショック/審査員、評論家ができあがる
第2章 地域金融機関の営業現場の実態
表彰制度への執着心/懐に飛び込め! パワーセールスの実態と激しい離職/事業性評価って?/何が正しいのか? どこをみて仕事をしているのか?
第3章 新たなビジネスモデルができるまでの軌跡
営業モデルの変革/1人での限界値/武器がない/当たり前との乖離/行動はすべてに勝る/奇跡の出会い/楽天との協業で学んだリアルとWEBの融合/金融機関内部で反対されるほど成功する/奇跡のひと言/驚異のスピード
第4章 地域の枠を超えた地域金融機関ビジネス
プラットフォーム構想/損して得をとれ!/狭い思考/銀行ってそういうところじゃないです/取引先が何を求めているかが大事/数百万円の投資に1億円のコストをかける罪/動いたからこその奇跡/想いは伝わる/地域金融機関はまだまだ生き残れる
第5章 アマゾン銀行に対抗する
ココペリへの移籍/Amazonプライム/Face to Faceがもたらすもの――地域金融機関は絶対になくならない/生まれ変わる勇気/若い人の意見ほど重要/バンカーでよかった
第6章 地域金融機関の未来図
金融機関の定義が変わる/よりやりがいのある企業体へ/データ活用と最新のテクノロジー/AIとの協業/金融サービス革命で地域を幸せに
田島 達也(たじま たつや)
株式会社ココペリ 執行役員。
1977年、神奈川県生まれ。東海大学文学部広報学科卒業。
2000年に横浜信用金庫へ入社し、長年法人営業として活躍したのちに業務推進部へ異動。営業体制改革を担当し、2018年には自ら発案した「Yokohama Big Advance」をリリース。
「Big Advance」を全国へ広げるために、2019年に株式会社ココペリへ入社。
「金融サービス革命で地域を幸せに」という理念を掲げ、自らを育ててくれた「地域企業」への恩返しを果たすべく全国を行脚している。再現性のある営業と組織マネジメントを得意とする。