経済再興のための金融システムの構築 (KINZAIバリュー叢書)

経済再興のための金融システムの構築 (KINZAIバリュー叢書)

定価:1,600円+税

編・著者名:益田 安良[著]

発行日:2020年07月15日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・228ページ

ISBNコード:978-4-322-13559-6

書籍紹介

日本の金融システムの変革課題と、その解決策を模索する!
バブル期以降の金融政策・制度から説き起こし、
金融構造の本質を問う。
マイナス金利下の特異なマネーフローを脱して
経済再興に至る道筋とは。

気鋭のエコノミストが金融主導の経済構造改革を提唱!

主要目次

第Ⅰ章 日本の金融システム概観と諸環境
1 マネーフローからみた日本の金融システムの特徴と問題点
2 マイナス金利政策と金融機関
3 金融制度・規制の変革を促す内外の環境変化
4 産業構造転換・強化のための金融への要請
5 金融は主体的に経済・社会の発展に資する使命あり
第Ⅱ章 企業金融におけるゆがみと活路
1 企業の資金調達の内訳
2 中小企業金融の根本問題
第Ⅲ章 起業・ベンチャーの環境と促進策
1 日本の起業・ベンチャーの動向
2 起業・ベンチャー低迷の労働市場面の要因
3 ベンチャーの資金調達環境
第Ⅳ章 高齢社会における家計の資産形成
1 日本の家計の金融資産構成の特徴
2 高齢者世帯の貯蓄・収支・資産構成
3 家計の貯蓄・資産構成の展望
4 年金制度と家計金融
第Ⅴ章 金融機関経営を圧迫するマイナス金利政策
1 黒田異次元金融緩和の限界
2 マイナス金利が金融機関の収益を圧迫
3 非資金利益拡大の切り札、口座維持手数料
第Ⅵ章 金融規制・監督の課題
1 金融規制・監督の理念と変遷
2 グローバル潮流への調和
3 マクロ・プルーデンス政策の考え方
第Ⅶ章 公的金融の変革課題
1 公的金融問題の規模とプレゼンス
2 公的金融の存在意義(経済政策としての正当性)
3 政府系金融機関の民業圧迫と金融システム上の懸念
4 官製ファンドにも民業圧迫の懸念
5 経済活力を高めるための公的金融のあり方
第Ⅷ章 日本経済の成長を促進する金融システムを目指して
1 日本経済の長期停滞とマネーフローの目詰まり
2 キャッシュレス化・フィンテック・デジタル通貨の展望
3 残された課題:持続可能な発展のための金融の貢献

著者紹介

益田 安良(ますだ やすよし)
東洋大学 情報連携学部 教授、博士(経済学)。
1958年生まれ。1981年京都大学経済学部卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)入行。
1988年富士総合研究所(現みずほ総合研究所)に転出し、ロンドン事務所長、主任研究員、主席研究員などを歴任。
2002年4月~2016年3月、東洋大学経済学部(兼大学院経済学研究科)教授。
2016年4月より国立国会図書館調査及び立法考査局 専門調査員。
2018年4月より現職。
専門は、金融システム論、国際金融論、経済政策論。