定価:3,300円(税込)
編・著者名:門口 正人
発行日:2020年07月15日
判型・体裁・ページ数:A5・244ページ
ISBNコード:978-4-322-13554-1
判例から“生きた”企業のガバナンスを解き明かす
●企業活動、経営判断等の健全性を確保し、不祥事を予防するためには、裁判過程と裁判結果から企業運営・組織管理を学ぶ「司法的企業運営」の徹底が必要不可欠である。
●裁判官として著名な会社訴訟や大規模更生事件を担当した筆者が、最近の主要な会社判例について、その判例が持つ意義・規範性とともに、企業運営・組織管理に資する「道具」として捉える視点を教示する。
●『金融法務事情』に掲載された好評連載「判例漫歩」を大幅加筆・修正。
●企業の法務・コンプライアンス、経営管理担当者、必読の一冊。
第1章 司法的企業運営
第1 司法的企業運営の理念と目的
第2 司法的企業運営の背景
第3 裁判過程から見る司法的企業運営
第4 裁判結果から見る司法的企業運営
第5 司法的企業運営の実践
第2章 司法的企業運営と法律・判例
第1 法律の意義と解釈
第2 判例・裁判例の意義と役割
第3 各種取引―契約書の作成―
第4 定 款
第5 内部統制システムの構築
第6 グループ会社管理
第7 株主総会
第8 業務運営
第9 組織再編
第10 企業内容の開示
第11 新株の発行
第12 株式価格の決定
第13 業務監査
第14 文書の管理
第15 訴訟対策
第3章 裁判の利用と裁判の対策
第1 紛争の萌芽と発生
第2 紛争への対処
第3 法的措置の選択
第4 裁判の対策
第5 裁判の後始末