LegalTech

LegalTech

定価:1,980円(税込)

編・著者名:長島・大野・常松法律事務所/MNTSQ株式会社[編]

発行日:2020年09月04日

判型・体裁・ページ数:四六判・224ページ

ISBNコード:978-4-322-13553-4

書籍紹介

企業法務×AI

契約書のレビューやドラフティング、不正調査、訴訟手続、リガール・リサーチにおける具体的な導入事例に触れながら、日本最大級の法律事務所の弁護士とリーガルテックベンチャーのエンジニア達が、法務と最先端テクノロジーの融合を語る!
弁護士や法律事務所職員、企業の法務担当者にとって、仕事の仕方を大きく変える可能性があるLegalTechの実態を知ることができる1冊! AIや自然言語処理と法務のかかわりに関心がある人にとって最適の入門書。

主要目次

第1部 LegalTechとは何か
第1章 テクノロジーが日本社会に与える影響
1 既存のオペレーションの持続可能性/2 ソフトウェアの産業活用に関する3つの段階/3 まとめ
第2章 LegalTechとは何か
1 LegalTechの盛り上がり/2 LegalTech発展の契機/3 X-Tech(クロステック)SaaSの発展/4 機械学習と自然言語処理技術の実用化/5 DX(デジタル・トランスフォーメーション)への期待
第3章 LegalTechが法務の現場に与える影響
1 概要/2 具体的な分析
第4章 弁護士法との関係
1 はじめに/2 弁護士法72条の要件/3 LegalTechの文脈における弁護士法72条の解釈指針/4 個別のLegalTechサービスの検討/5 まとめ
第2部 LegalTechの現在地
第1章 諸外国における状況
1 eディスカバリ/2 リーガル・リサーチ(法的調査・分析)/3 訴訟・紛争/4 契約書レビュー/5 契約書ドラフティング/6 契約管理/7 案件管理/8 知的財産/9 ALSP(Alternative Legal Service Provider)/10 その他/11 まとめ
第2章 Topic①―契約に関するLegalTech(i):DXと契約管理
1 契約に関するLegalTech/2 契約業務のデジタル・トランスフォーメーションとは何か/3 契約のDXのメリット1:契約交渉の効率化/4 契約のDXのメリット2:リスク回避能力の向上/5 契約管理のむずかしさ/6 電子締結
第3章 Topic②―契約に関するLegalTech(ii):自動ドラフティング・自動レビュー
1 概要/2 自動ドラフティング/3 自動レビュー
第4章 Topic③―不正調査におけるドキュメントレビュー
1 不正調査/2 不正調査の方法/3 従来型のドキュメントレビュー/4 TARを利用したドキュメントレビュー/5 AIを活用したモニタリング
第5章 Topic④―訴訟手続におけるテクノロジーの利用
1 訴訟のIT化/2 訴訟準備活動へのLegalTech活用の可能性/3 今後の展望
第6章 Topic⑤――リーガル・リサーチとデータベース検索
1 概要/2 判例・文献データベースの未来と現在地/3 未来と現在をつなぐ橋としてのLegalTech
第3部 LegalTechの見据える未来
第1章 LegalTechが理想とする世界
第2章 解決すべき課題と実務上の論点
1 解決すべき課題/2 「デザイン思考」/3 「カニバリズム問題」/4 「ニワトリタマゴ問題」「精度100%問題」の呪縛/5 契約書のデータ化とOCR/6 機械学習とRPA/7 サービスのクラウド化とセキュリティーの問題/8 企業活動のリモート化・バーチャル化/9 まとめ

編者紹介

長島・大野・常松法律事務所
2020年5月1日現在、所属弁護士数503名、国内外に8カ所の拠点を有する日本最大級の大手総合法律事務所です。M&A・コーポレート、ファイナンス、不動産取引、コンプライアンス・危機管理、テクノロジー・通信・IP、税務や訴訟・仲裁など、企業法務におけるさまざまな分野のリーガル・サービスをワンストップで提供し、国内案件および国際案件の双方に豊富な経験と実績を有しています。

MNTSQ株式会社
「未来の社会インフラとなるリーガルテクノロジーをかたちにする」ことをミッションとして2018年11月に設立された企業です。長島・大野・常松法律事務所および株式会社PKSHA Technologyと資本業務提携のうえ、エンタープライズ向けにリーガルおよび機械学習の両面で最高品質のプロダクトを提供することを目指しています。2020年夏より、契約書のドラフティング、レビューから管理に至るまでの一連のプロセスを変革するためのプロダクトの販売を開始しています。