定価:1,760円(税込)
編・著者名:山岡 浩巳[著]
発行日:2020年05月27日
判型・体裁・ページ数:四六・並製・192ページ
ISBNコード:978-4-322-13537-4
未来の金融は人々が情報とデータを託すインフラになる!
◆豊富なデータとともに多様な切り口で金融の未来を解説。
◆「金融業」と「非金融業」、さらには「金融取引」と「非金融取引」との線引きがむずかしくなる環境下で、金融機関はどのうように自らの姿を変えるのか?
◆金融機関の経営層や役席者はもちろん、現場の職員、新入職員まで必読。
キャッシュレス/マネーとデータの融合/GAFAの金融参入/ブロックチェーン/リブラ/中央銀行デジタル通貨(CBDC)/クラウド/計算力競争/XaaS/ESG・SDGs/グローバル金融危機/デジタル・ディバイド/地方創生・再生/
など、これからの金融を読み解く鍵となるトピックを網羅!
第1章 マネー・金融と情報処理―金融1.0から3.0
1 マネーの登場―金融1.0
2 金融業・銀行業の成立と発展―金融2.0
3 中央銀行と近代金融システムの成立―金融3.0
第2章 フィンテックの登場―金融4.0
1 フィンテックの背景
2 フィンテックが変えた金融
3 情報革命・データ革命の進行―フィンテックはその一側面
第3章 キャッシュレス化とマネーの将来
1 世界的なキャッシュレスの潮流
2 日本のキャッシュレスの現状
3 マネーの変貌
第4章 経済のデジタル化と金融
1 デジタル・分散型技術と新たな経済活動
2 “As a service”の拡大
3 経済のデジタル化と構造変化
第5章 経済の成熟化と金融
1 成熟化・高齢化社会と金融
2 地方創生・再生と金融
3 持続可能な経済社会と金融
第6章 ポスト・フィンテックと金融5.0
1 マネーの未来
2 金融の未来
山岡 浩巳 フューチャー株式会社取締役 兼 フューチャー経済・金融研究所 所長
1986年東京大学法学部卒。1900年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修了。米国ニューヨーク州弁護士。
1986年日本銀行に入行。パリ事務所、調査統計局景気分析グループ長、企画室企画第1課調査役、金融機構局参事役・大手銀行担当総括、金融市場局長、決済機構局長などを務める。この間、国際通貨基金(IMF)日本理事代理、バーゼル銀行監督委員会委員、国際決済銀行(BIS)市場委員会(MC)委員、同決済・市場インフラ委員会(CPMI)委員などを歴任。2019年より現職。