定価:1,980円(税込)
編・著者名:木村真也
発行日:2019年12月25日
判型・体裁・ページ数:四六版・160ページ
ISBNコード:978-4-322-13523-7
効率的に債権回収の成果を上げるための
エッセンス(肝(きも))を話し言葉で解説!
●著者が経験してきた債権回収案件・訴訟事件・倒産事件に基づく実践的内容
●2020年4月に施行される新債権法で変わる管理・回収の具体的手法も解説
●「金融法務事情」の連載記事を待望の単行本化
第1講 平素心掛けたい対応
なぜ、日頃の対応が、債権回収の上で最も大切だといわれるのでしょうか/信用不安の兆候を早くつかむために、どのようなことをすればよいでしょうか ほか
第2講 消滅時効の管理
債権法改正により、時効期間はどのように変わりましたか/消滅時効に関する債権法改正のルールはいつから適用されますか。また、実務上の留意点を説明してください ほか
第3講 担保からの回収
譲渡禁止特約付債権も、担保に取れるようになったと聞いたのですが、そうなのでしょうか/担保を取っていれば、相手方が倒産しても心配はないのでしょうか ほか
第4講 相殺による回収
新債権法で差押えと相殺の制度が変わると聞きましたが、どのようになるのでしょうか/投資信託を窓口販売した金融機関は貸金の回収のために、投資信託解約金との相殺はできますか ほか
第5講 保証人からの回収
債権法改正で、保証に関するルールが変わると聞きましたが、どのように変わりますか/保証債務の時効の管理はどのようにしたらよいのでしょうか ほか
第6講 訴訟、執行、保全手続での回収
訴訟、執行、保全の各手続はどう使い分けるのでしょうか/仮差押えなどの保全処分には、どの程度の時間と費用がかかりますか ほか
第7講 私的整理手続での回収
私的整理に関与する中で気を付けるべきことは何ですか/融資先企業が私的整理をする場合、代表者の保証債務はどのように処理されますか ほか
第8講 法的整理手続での回収
取引先が破産手続の申立てをしました。どのように権利行使をしたらよいでしょうか/取引先に対して債務があるのですが、相手方に対する債務との間で相殺できるでしょうか ほか
第9講 連絡が取れない先・資産のない先等からの回収
相手先と連絡が取れなくなってしまいました。どうしたらよいでしょうか/相手先が勝手に担保財産である建設機械を売却してしまっていたことが判明しました。どうしたらよいでしょうか ほか
第10講 役員に対する粉飾決算・違法行為等の責任追及
連帯保証人である取締役からの回収はどのようにすればよいでしょうか/取締役や監査役からの回収の可能性はどの程度あるのでしょうか ほか
木村 真也(きむら しんや)
1973年 大阪府生まれ
1997年 大阪大学法学部卒業
2000年 大阪弁護士会登録
2018年 木村総合法律事務所開設
現在、京都大学大学院法学研究科非常勤講師、大阪大学高等司法研究科招へい教授
これまでに、司法試験考査委員、倒産実務交流会幹事、司法委員会倒産法部会長、神戸大学大学院法学研究科講師、大阪市立大学法学研究科非常勤講師等を歴任